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SCOT SUMMERシーズン2024

今年も行ってきた。


この夏にかける

自分にとっては最早、自分の1年のスケジュールの中で動かせないスケジュールはこれだけである。そのため、事前に戯曲を読み、DVDやYoutubeで観られるものは観て、レインコートやリュックを新調。60分から90分を微動だにせず観劇できる身体を維持しなければならないという思いから、ストレッチにも取り組んでこの夏に備えてきた。準備万端、並々ならぬ意気込みである。

結局は天候にも恵まれて、最高でした。

ちなみに、自分が行ってきたのは最終週のこちら。

各演目

とりあえず観たものは忘れないようにメモ。こんなことも今年から。

宿泊

毎回宿泊の方法は変えているが、今年は初めて瞑想の郷に。夕食は付いていないがお風呂は広く、ゆっくり休める。おばさんも親切な方で、富山のやさしさに触れられる。

庭がすごい
立派な曼荼羅

鈴木先生トーク

毎年1時間だったように思うが、今年は2時間に拡大!その分、貴重なお話をたくさん聞くことができた。ありがたやありがたや、である。

連載中の「私の履歴書」を紹介する先生

自分のためのメモにはなるが、下記のようなことをお話されていた。

  • 演劇/戯曲の起源(国家指導者の側近→歴史の記述)

    • 三大悲劇詩人の一人は軍人(アイスキュロス)

  • 劇作家は音声化する朗誦術のプロ集団に向けてテキストを記述

    • エピダウロスの劇場はキャパ9000人

    • 現代で肉声で届かせることができるのはオペラ歌手くらい

  • 基本的に書くのは悲劇。それをどう考えるべきか?

エピダウロスの劇場
  • ロバート・ウィルソンと共にプーチン(一期目)に呼ばれた時の話

    • 文化基金はどのようになっているのか?を問われた。

  • 富山県知事が元消防庁長官(リア王16回観劇)

  • 村は日本人団結の原点(市町村合併の際に「村」を守る)

  • 決めたことを変えたくない国民性

  • 英語が公用語になる可能性(英語は多民族国家を統制するのが楽)

来年は50周年

SCOTが利賀に拠点を移してから来年でなんと50周年。先生の話ぶりからは、規模も大きくなるのではないか。シアター・オリンピックスのように、世界から劇団も多く来たり、過去の名作(リア王観たい…)などもやってくださると嬉しい。


SCOTサマーシーズン2015の動画を発見。これはSCOT創立50周年、利賀に拠点を移して40年の特別プログラムということで、鈴木忠志代表作の6作品一挙上演がなされたようだ。

「シンデレラ」「リア王」を見逃しており、是非観てみたい…。

劇団主宰の世界的な演出家鈴木忠志さん(85)は舞台あいさつで、演劇を学ぶサマーキャンプに26カ国150人の応募があったとし「利賀の名がますます世界に広がってきた。私が死ぬまでお付き合い願いたい」と観客に感謝した。ダンスチームの披露では、胸に「SCOT」と書かれたTシャツを着た6人が踊りで観客を引きつけた。

今年はお土産にSCOTのTシャツも買ったので、自分も家でトレーニングを重ねて来年に向けてまた備えたいと思う今日このごろである。


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