【大人の学びの秘訣】ミクロとマクロが揃って起こるアハ体験が大好き。
先日、元NHKエグゼクティブアナウンサーの
村上信夫さんが主宰されている
「大人の寺子屋 次世代継承塾」に伺った。
その回のゲストは
社会学者の上野千鶴子さん。
誘われるがままに
初めて伺った講演会だったのですが
とにかく面白くて、先の予定が出ている回
全て予約を入れてしまいました(笑)
何がそんなに面白かったかというと
学生時代以来、考えることがめっきり減っていた
「日本はどうしたら良くなるか?」を
正面から考える機会になったから。
所属していた環境の影響が大きいですが
学生時代は日本の社会課題について
どうすれば解消されるのか考える機会も多かった。
が、振り返ってみると
社会人になってからそれを正面から考えたことは
思い出せる限りほとんどない。
関心ごとであった、心や教育の分野に関しては
書籍を読んだり、考える時間は多かったが
それは、自分の人生のために
自分が持つ疑問への答え探しをしており
その分野への理解が深まり
答えに近づいていくこと自体に
喜びや楽しみを覚えていた側面が強い。
日本がどうこう、と考えるよりも
目の前の自分の人生をどうしていくかに
いっぱいいっぱいで
個人の視点に没頭していた。
その期間に得た知識と経験を使って、
今は人のお手伝いをさせていただいている意味では
範囲が少し広がっているが
それでも
「自分ができること、やっていて楽しいこと」を
やっているという感覚しかなく
より良い方向へと思ってエネルギーを注ぐ対象は
クライアントさん個人にのみフォーカスしている。
その先にある日本社会というものには
ほとんど意識を向けることはなかった。
これは、学生時代に比べて
視野が狭くなっていたとも取れるが
日本社会の中で「生きていく」ということへの
"当事者"になっていったということであったとも思う。
学生時代はGoogle マップを眺めていたが
社会人になってからはそのマップにグーっと
ズームインして実際にその地を歩いていた
感覚的にはそんな違いがある。
そして約10年ぶりにまたマップを眺めてみたら
「あー、そうそう、地図だと、そこに行きたければ
ここを通ると早いように見えるんだけど、
このエリアは住人が気難しくて
快くは通してくれないから
別のスタンスで通行許可を取るか、
別の道行ったほうがいいんだよな〜
となると、、どのルートが良いのだ?」
とか
「このエリアって、
地図上では良くないとされているけど
実際に行ってみると、ユートピアではないけど
普通にわるくないエリアなんだよなー」
とか、その地図をみて考えることが
学生時代とは全然変わっていて面白かったし
「あー、隣町にはこんなエリアがあるよなー」と
知ってはいても、地図を見ないと
意識が向かない場所もある。
これは、「社会と個人」だけではなく
全ての分野に共通すると思うが
ミクロ(現地の視野)と
マクロ(地図の視野)の
両方が合わさったときに
ミクロだけにいても見えてなかった
マクロだけにいても見えていなかった
新しい何かが見えてきて
それがブレイクスルーになったりして
このアハ体験が
めちゃくちゃ楽しくて大好きなのだと
実感した。
そしてこのブレイクスルーが
その後のミクロの視野において
新たな視点となる。
すると今までと同じミクロの場所でも
違ったものが見えてくる。
ミクロで新しく集めた情報の断片を持って
マクロ(広い視野)に戻ると
それがまた統合され
新たな視点になる。
このサイクルがたまらなく楽しい。
「正解」が存在しているものに
いかに正しく答えられるか?
という「教科書の学び」を過ぎた大人にとって
再現しやすい学びの形であり
最高の醍醐味だと思った。
個人的な感覚としては
ミクロ7~8:マクロ2~3
くらいのバランスで
情報量が臨界点に達した時に
アハ体験(情報が繋がり腑に落ちる理解)が起こり
新たな視点、新たな理解を得られるように
感じている。
そんなわけで、
日々は変わらずミクロに没頭しつつ
(日常の中でマクロを考え出すと
永遠にグルグルする。笑)
月に1回の「大人の寺子屋 次世代継承塾」で
マクロの視点に立ちかえり
大好きなアハ体験を楽しみたいと思う。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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