スギ薬局調剤過誤に思うこと

スギ薬局で「糖尿病薬混入」の調剤ミス、74歳女性が半年後に死亡…遺族が3850万円賠償求め提訴(弁護士ドットコムニュース)
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怖い。
毎日気を引きしめて働いてたとしてもミスの可能性を0にできない。
GS1チェッカーや処方箋のQRコード読み取りなど機械の進歩でミスの芽は潰せても、人間の慣れや思い込みは完全にはなくせない。

薬局はいろいろある。
薬剤師が中(調剤室)にいっぱいのところから、いわゆる1人薬剤師のところまで。
筆者の勤務先は1人薬剤師。
つまり、そもそもダブルチェック体制がとれない。
当たり前だけど、人間の目が通れば通るほど物理的に間違えは見つけやすくなる。
まあ、この記事の薬局は分包内の錠数すら見てなかったみたいだから、それは論外だけど。

何年経っても調剤過誤は怖い。
初めてミスをした1年目のときの背筋が凍る感覚は今でも忘れられない。
今まで勤務してきていくつかミスをしてしまったけど、幸い、どれも健康に影響のないものだった。
もしかして…?に気づいた瞬間、疑惑が確信に変わった瞬間、上司に報告する瞬間、患者さまに謝罪の連絡をする瞬間、報告書をまとめて提出する瞬間。
こんなことこれっきりにしなくてはと気持ちを引き締めた。

今まで7年、健康を害する事故を起こしたことはない。
このまま、薬剤師引退の日を迎えられるように…!

亡くなられた患者様のご冥福をお祈りします。
そしてスギ薬局が誠実な対応をされることを望みます。

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