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失恋の予感

私はもしかしたら失恋するのかもしれない
3年間幸せだった。
終わりが来ることなんて考えてもいなかったけれど、ただ私が楽観的すぎたのかもしれない。

彼が隠していることに、ひょんなことから気がついてしまった。
どうか気のせいであってほしいよ。
でもどうやら気のせいではないみたい。

彼は、変わらず私にとても優しい。
きっとバレない限り、彼のほうは別れるつもりはないのだろう。
気がついていることを、彼に言おうか。
それともこのまま黙っていようか。

それが事実なら、私はとても受容して付き合い続けることはできない。
受容できなくはないかもしれないけれど、、、受容を選んでも、きっといつか結局ダメになることを、経験上知っている。

なので彼に事実なのか問えば、確実に別れとなるだろう。
黙っていれば、事実は闇の中だ。
曖昧にしておけば、別れずこのまま恋人でいられるだろう。
ただし自分の心身がもつのなら。
できればこのままやり過ごしたい。

でも普段通りに接することなんてきっとできないよ。
私の様子のおかしさに彼はきっとすぐに気づくだろうな。
ここ1週間まともに眠れていない。
食欲もなく、痩せて、いつも胸がドキドキして、お腹を壊してばかりいる。何より笑顔が不自然だよ。どうしよう。

みんなのnoteの記事を読む。
深夜に何時間も読み続けた。
いろんな人の失恋の叡智にふれ、夜明けにふとこう思った。

「ひとり失恋キャンペーン」を無期限で開催しようと。

これからどうなるのかわからないから、不安なのだ
わからないから疑心暗鬼になってツライ。
だったらもういっそ、自分の中で別れることをそもそもの前提にしてしまおう。

そして、しばらくとびきりの笑顔で会い続けよう。
作り笑いじゃない。最後のハネムーン。
別れの儀式のようなもので、もうすぐ会えなくなる彼との最後の愛しい時間だと思って過ごすのだ。
疑心暗鬼になれば、どれだけ自制しても彼を責めてしまう。
最後だと思えば、もう恨みつらみもナシだ。

彼と話し合って、突然プツリと未来が途切れるのはあまりにも辛い。
だから時間をください。自分の中で別れの予行演習。
勝手だけど、こっそり先にひとりで弔いをさせて。

付き合い始めた頃の喜び、会えた時の嬉しさ、
大好きだったあの人、もうすぐ会えなくなるあの人
今までの幸せだった出来事をひとつづつ思い出して、感謝して過ごそう。
最後に憎みたくない。
幸せだった日々を忘れたくない、大好きだったから良い思い出を墓場まで持っていきたい。

そして無期限キャンペーンを続けている間に
なんとも他力本願だけど嵐が通り過ぎてくれたらいいんだけどな。
何事もなかったかのように。

残念ながら通り過ぎなかったら
私の気がすんだ時点で、彼に全てを聞いてみよう。
そして感情的にならず別れを選ぼう。





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