食事
拒食は消極的な自殺と聞いたことがある
なるほど、食べなくてはひとは死ぬ
それでいて食は任意である
ひとはおのおのの時間に
おのおのの食事を取る
そこに自分自身を見出すのは容易だ
まさに休みなく
酸素を摂取するすべての生きものと
ここでこのテーブルで
この世にひとつのハンバーグを前にする
たったひとりのわたしは
あたかもべつものだ
しかし
任意に生きるわたしと
不随意に生きるわたしは二重で
自由意志に価値を求めてなお
本体はあきらかに後者である
なんだか似たようなことばかりを書いている気がしてなりません。
それでも、まず続けるところから。
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