昨年の 6月から相談窓口を開設しています。 もう10ヵ月目になります。 この業界でなかなか悩みがなくなりません。 今日もひどいパワハラを見たという方がいました。 パワハラにあった方は、 心がとても消耗していて、仕事中に事故に遭ってしまったそうです。 いったい、労災やハラスメントがなくなる日が来るのだろうか、と悲しい気持ちになります。 相談窓口を利用できる人は、まだ良いのですが。相談する勇気が持てない人も、多分たくさんいます。どうか門を叩いてほしい、と思います。 その
この一週間で、パタリパタリと、偶然、労災保険の加入者の方に出会いました。 私は2年ほど前から、労災保険の加入窓口である全国芸能従事者労災保険センターの理事長をしています。 加入される方は、安全の意識が高かったり、もしくは身近に事故の経験ある方が多いですが、理由はともかく、ご自身が安心に仕事をするために、保険に入ることは素晴らしいと思います。(私自身ももちろん加入しています) ところが、まだまだ全ての方には行き渡っていません。 それなのに、行く先々で加入者の方に出会い、し
「労働の科学」という学術誌に連載をさせていただいています。 初めてこの名を聞いたとき、素敵だなと思いました。労働を科学するって、おもしろい!と。 2回寄稿した後に、連載の話をいただき、ご快諾しました。そしてもう17回も連載させていただいています。 https://www.isl.or.jp/service/publishing/dsl/ 今回は連載ではなく、特集に寄稿しました。お題目は「働く人のメンタルヘルスを考える」です。 私のテーマは「芸能従事者の危機的なメン
本日、全国芸能従事者労災保険センターで安全衛生研修をしました! いつも相談窓口「芸能従事者こころの119」で、みなさんの相談に乗ってくださっている臨床心理士の方が、講師を務めてくださいました。 たっぷり1時間、ストレスとは何か、ストレスの構造、日常のストレス、予期せぬ出来事への対応方法などを教わりました。 聞いているときは、ふーん、思ったより難しくないなぁ、という感じでしたが、だんだんジワ〜と胸に広がってきました。 普段、メンタルの大切さを忘れて、自分を守ってあげられ
本日の日経新聞の文化欄に、今週、 私たちが開催した勉強会が取り上げられました。 (ここから記事の引用) 2月20日に衆院議員会館(東京・千代田)で、労災保険や産業医の設置などに取り組む日本芸能従事者協会が、国会議員と経産省、厚労省、文化庁などとともに勉強会を開催。 (ここまで記事の引用) 勉強会で発表した、切実な当事者の声と努力、研究者の調査による諸外国の例、各省庁が尽力されている支援策がまんべんなく書かれています。 #日経COMEMO #NIKKE これまで9カ月間
契約書について思いを馳せたら、ちょうど思っていることがまた記事になっていました。 #日経COMEMO #NIKKEI 「契約書には報酬だけではなく、事故・災害や中止時の取り扱いについても盛り込むことが推奨される」 その通りです! あとで嫌な思いをしないように、そのための契約書です。
少し前の記事ですが、 コメントを寄せた内容が、今自分に響いているもの、とても伝えたい物があるので引用します。 (ここから、記事の内容) 俳優や音楽家らでつくる「日本芸能従事者協会」代表理事の森崎めぐみさんは、委員の一人として、契約書のひな型やガイドライン作成を進める文化庁の検討会議で芸能従事者の立場から提言をしてきた。 森崎さんは今回発表されたガイドラインについて、「契約のひな型の内容に関しては発注側と受注側の意図が反映されており、かなり慎重に考えられていて項目も網羅されて
めちゃめちゃ緊張しました。何度やっても緊張します。 今回はたくさんの方にお手伝いに来ていただいて、 とってもうれしかったです。 本番で思っている事は… 伝わるかな、この想い。この大変さ。みんなの思い. アンケートに寄せられた一人ひとりの声。 そう思いながら、限られた時間に凝縮して、なるべくわかりやすく、慎重に、伝わるように、伝えました。 たくさんの記事になってよかったです。1人でも多くの方が少しでも助かりますように。 そのニュースがいくつか出ています。 弁護士ドットコム
1月8日は誕生日です。 基本的に毎年楽しみでワクワク過ごしています。 相変わらず日曜なのに忙殺されながら、Facebookでおめでとうと言ってもらえたり、今年はLINEでも「おめでとう」が多く、ご機嫌な1日でした。 何歳になったかはともかくとして、自分がこの世に生まれて感謝する日と決めています。 「私なんか生まれてきて良かったのか!」と思うこともあ李ましたが、今回の誕生日には「そこそこ良かったのではないか〜?」と思いました。 私の価値観は、人の役に立てたかどうかです。
昨年は 寅年だから、あんなに忙しく、獅子奮迅のように駆け巡ったのかと思いきや、大晦日に風邪をひいてしまいました。。 そういえば、1年間、風邪をひいていなかったような… 本当に目まぐるしく、けれど、しっかりと初志貫徹して、労災センターと協会の役目に邁進して参りました。 労災保険を扱っていると、いつなんどき加入者の方が事故に遭うか分かりません。夜中にメールの音がすると「もしや!」と毎回飛び起きました。 全然関係ない海外のDMだったりするのですが…笑、それも迷惑だと思わず、ホ
毎日、いえ、ほぼ毎日、何からの勉強会やヒアリングを開催しています。 ある日はヨーロッパ、ある日は韓国の方々と、オンラインでお話ししていると、 気がつかなかった課題を見つけて「そうだったのか!」と嬉しくなったり、 逆に、「まだそこなのか〜」と悲しくなったり、、 目から鱗が落ちたり、開眼したり、落ち込んだり、感動したり、、、 勉強ってなんて素晴らしいんだろうと、毎日思っています。 そして、一緒に学べる仲間がいることが何より楽しく、感謝しきりです。 学べば学ぶほど、次
昨年も授業でお話しさせていただいた大分大学経済学部の先生からお声掛けをいただき、今年はオンラインでなく、ぜひ現地での講演を、とのことで大変嬉しくお引き受けしました。 大分大学 令和4年度 第3回 大分大学経済学部講演会 「文化芸術・芸能分野の 労働環境の実態と課題」 https://www.ec.oita-u.ac.jp/resupp/pdf/koenkai04-3.pdf コロナ禍、生徒の皆さんはきっと大変な思いをしたと思います。今は、休み時間の教室移動で、大勢が歩い
信じられないことに、女性リーダーに選ばれました。 自分はふさわしくないだろうと思っていたのですが… それでも、心から敬愛する審査員長、審査員の方々に選んでいただいたからには、ちょっとずつ自信を持ってリーダーたるべく頑張っていきたいと思います。 授賞式の当日、ガビガビに泣いてしまったのですが、スピーチしようと思っていた下書きがこちらです。 ~~~~~ 昨日 フリーランスの代名詞であったUVERが労働者であると言う判断が東京都労働委員会から出ました。 こうしてフリーランス
恐れ入りながら論文を連載させていただいています。 大原労働記念科学研究所の機関誌の「労働の科学」に、 「芸能従事者の今」と言うタイトルで、もう15回目になります。 今回は「コロナ第7波の影響について」を書かせていただきました。 本当に胸が痛くなるような厳しい現状です。 引用している「舞台芸術に携わるすべての人の実態調査アンケート」をぜひ見てみてください。 かなり悲痛なダメージを受けている 様子が伝わると思います。 特に「Q4-5. 公演が中止や延期になった時の思い
こんばんは! 今日新しくリニューアルしたホームページを公開しました いかがでしょうこの素敵なお花畑 そこに白いドア・・・ もしかしたら見覚えがある方がいらっしゃるかもしれません。 はい、映画「すずめの戸締り」のキーワードである、あのドアにそっくりです。 しかし! こちらは、すでに春ごろからスタンバイしている決まっていた画像です 決してマネはしておりません トップページの画像には、いくつか候補がありましたが、これは 一目で気に入ってすぐに決定しました。 扉を開けると異次
長時間労働、ハラスメント、トイレや更衣室が足りない、報酬が少ない、振り込みが遅いなど、働き方の問題は多いです。このような過重労働に厚労省が取り組みを始めました。10月に閣議決定された白書のコラムに、詳細が掲載されています。 令和4年過労死等白書より 「芸術・芸能分野で働く人々の労働環境を改善するために」 (P190〜193) 「お気に入りのテレビドラマや映画を観ると、ワクワクしたり、感激して涙を流したりすることがあります。 完成した作品の「美しいところ」だけに目が行き