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転職までに得た学び⑧ お金がなくても、お金にガツガツしない

私が経済学部を出たばかりに、未経験&別業界からデザイナーに転職するためプータローを経て無事に転職できた話。
えいやっ!でやりたいことを仕事にできた経験から、気づきを発信中です。

(↑「もう、猿ええって」とお思いの方もいるかもしれませんがお付き合いください。)

第8回目の気づきシェアは「お金に関する心象」について書いてみます。
これはプライドについての話とも言えます。

貧すれば鈍する

このことわざの意味は、
生活が貧しくなると、目の前のことの苦労に悩まされることが増えて、いくら知性や品性がイケてる人であっても愚かになっていってしまうということです。

”貧する”の基準は人それぞれレベルも違うので、意外と多くの方は、自分の貧するラインに踏み込んだ経験をされているのかもしれません。

プータロー時代、極貧で泣いた

私は何と言ってもプータロー時代です。
実家は山に囲まれた田舎だったので、とても豊かな生活をさせていただいたと思います。何不自由なく育ててくれた親には感謝しかありません。

そんな苦労知らずがプータローになったので、自ら飛び込んだとは言え、想像していたピンチのイメージは到底甘く、明日のお金のプレッシャーからどうしようと、部屋でひとりシクシク泣いたこともあります。

今となってはいい思い出と化しています。

(もちろん、世の中にはこんなもんじゃない笑えない状況の方もおられると思います。私の涙もまだまだ甘いのだと思います。)

給料アップ作戦に見る、プライドの大切さ

↓ここでも書いたのですが、

無給インターンからアルバイトに上げていただいたとき、依然、生活は厳しいままでした。
でも、早々にバイト代を上げてくれなどとは言えない。

プライドがあったからです。単純にかっこ悪いなぁと思って。

自ら選んだプータロー生活なのに、自分でハマっちゃってお金上げろなんてことは私のプライドが許しません。
(というより、その発言ができるほど肝が座ってなかっただけかもしれませんが…)

とにかくもう少しやっていける確信もあったので、一度冷静になれよ、と自分に言い聞かせていたことを覚えています。
「バ、バイトだいをあげ…」と喉の上まで出かけた言葉を飲み込んだりもしましたが、これを言ってしまったら自分の信用を失うかもしれない!ということが歯止めになっていたのではないかと思います。

プライドは時にいい働きをする

プライドが高いことは、何かと素直になれない弊害を起こす要素です。
プライドばっかりで自分に非を認めたくないから、つい人のせいにしてしまうというのは、ドラマなどでも誰かしらの役柄でありますね。
見るたびに、「嫌だなぁ、歳を重ねても、こうはなりたくないなぁ」と思います。

だけど、プライドが自分を奮い立たせる燃料になるなら、全然問題ないのではないでしょうか。

この時の私を褒めてやりたいです。
よくぞ、耐えた!

お金にガツガツしている人を見てどうだろう?

日本はお金に対する印象が良くない、お金を取ることに対してネガティブイメージがある、という話はよくあります。
この論争のポイントは「対価」の意識があるかないかではないでしょうか。

何かをしてもらったら、何かをしてあげたら、お金を当然払う/取る、で良いと思います。(むしろ、取らなくちゃ。)
お金でなくても物でお返しとかサービスでお返しでもよいと思いますが、とにかく対等でないといけないと考えています。

私がここでイメージしている「ガツガツしているひと」は、言い換えたら「くれくれ野郎」です。(あ、言葉汚い…すみません)

自分は何が返せるのか、相手に何を与えられるのかの話がないままに、ただただ主張してきたり、教えて教えて言う人にたまに出会いますが、それのお金バージョンです。

私は、絶対なりたくない。
貧していたとしても、鈍する前に「その代わり、自分は何ができるか」を考える人でありたいなぁと思います。

それが結果的に人の信用を得ていくことになるのだと、このプータロー時代を通じて学んだのでした。


※アイキャッチはunkodayoさんからお借りしました。説明に「犬神家」って一言だけ書いてあったシュール感にやられて即採用。アカウント名もよく読んでみたら、なかなか発音するには憚られます。ありがとうございます。

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