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眠い、眠い……将棋!

眠いと将棋は関係ないと言えばないですが、書き初めで途中にしてしまっていて。せっかくの下地がもったいないから仕上げようと思う。



呼吸器内科にて

先週……令和六年五月の三週目に呼吸器科に血液検査の結果を聞きに行った。
三月に入院した際の血液検査で貧血が出ていたこと、どうにも咳がよくならなかったので先生も生物学的薬剤を結果次第で使用することを視野に入れての血液検査だった。

結果は「やはり貧血あり」ということで、鉄剤を軽めの処方で飲むことになった。
他は炎症の数値が基準より少し高くて「クラリスを飲みましょう」あ〜はいはい、クラリスロマイシンですね〜慣れきってしまってるのが我ながらなんとも。


眠気と将棋

クラリスロマイシンを飲み始めたら、やけに眠くドロドロとした頭の働きで数日、四日ほど経ったところで少し薬に慣れてきたのか初期よりもはっきりとした意識の状態で過ごせるようになってきた。
その日がちょうど将棋の名人戦第四局二日目だったのでとても気になっていて、多少ぐったりしつつスマホでAbema TVでちんまりと見ていたら、夫が「Abema TV見てんの?それやったら大きいテレビ画面で見ようよ」と誘われたので三人で藤井聡太名人と豊島九段の大事な一局を見ることになった。


角番

どんな風に大事かと少し説明するとしよう。
将棋に詳しくて既にご存知の方は飛ばしてもらっても構わない。
この四局目、大分県で行われていた。
名人戦の七番勝負、四局買ったほうが名人になる。藤井聡太名人が勝てば初の防衛、豊島九段が勝てば五年ぶりの名人奪還。私としてはどちらにも頑張ってもらいたい。
ただ行き先がこんなに気になっていたのはいわゆる「三タテ」……くだいて書くと既に藤井聡太名人が三連勝してきていた。
つまり、この四局目でどちらが勝つのか、これはとても重要になる。藤井聡太名人が勝てばストレート勝ち。豊島九段はなんとしても勝ちたいところなので、どう打つのか興味があった。

あと、七番勝負がもつれ込んだとしたら七局目は将棋の始まりの地、山形県天童市で対局が行われる予定になっていたので私としては天童市で……というのも魅力的ではある。

少し夜更かしして観戦

我が家は八時になったらテレビを消すのだが、まず夫のほうが将棋好きで「そこそこ指せる将棋好き」、おちびも子供なりに夫と指すことがある。実は私は「全く指せない見る将」だ。そこそこでも指せる人は凄いと思う。私は一手目を3六歩を打ったらそれ以降どうしていいやらさっぱりで、矢倉はおろか穴熊も組めないし、見るのは大好きな見る将になっている。
さて、もう夕方になってからテレビをつけたので終盤に近い。
素人意見だけど豊島九段のほうが優勢に見えた。と言っても「藤井聡太名人は守りにまわっていて、きつそうだなあ」くらいのことしか分からない。
夫に解説してもらいながらフムフムと見守る。 この、夫に解説してもらう時間が私はとても好きだ。
身近に将棋が指せる人がいるだけでも嬉しい。
「なんで、あそこに指さないの」
「角が効いてるから無理やで」
はあー、指せる人は見てるところが違うなあ。
その間、おちびはAIによるどちらが優勢かをあらわすパーセンテージを見ていて少し変化する度に「あっ、変わった!」と反応していた。
この対局は大事だし、テレビの時間は八時までという決まりを放棄して見守ることにした。
もうそろそろ詰むんだろう、そんな気配も盤面から感じた。

投了

素人目で藤井聡太名人の劣勢に見えても、もしかして凄いミラクル起こさないかな?という思いもあった。ただ、駒の並びと持ち駒を見るとさすがに厳しそう。
「負けました」
そう藤井聡太名人が言った時、私自身がめちゃくちゃ興奮してしまっていて夫とかどういう反応だったのか覚えていない。
「投了した!」
すごくドキドキした。
夫はやはり冷静で
「叡王戦もあるからここで一局落としても叡王のほう力も入れたいかも」
な、なるほどぅ?合ってるのかどうかはさて置いて見る人は他のタイトルの日程までチェックしてる……。目の付け所が違う。

名人戦第五局一日目

体調はドンドロで、またまた記事を放置になってしまい今日は北海道で行われている対局を見ている。また将棋についても書ければいいな。



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