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2021年のフェムテックブームを支えた「自宅でできる検査キット」を試したら、あまりにも簡単に検査できた

2021年のFemtech(フェムテック)を振り返ってみると、新型コロナウイルスの影響もあり、自宅でできる検査キットがひとつの大きなブームだと感じている。
その代表例が、自分で指先の血液を採取するだけで不妊の検査ができるModern Fertilityがヘルスケアテクノロジー企業のRoに買収されたこと。
今後もこのような事例が増えてきそうだ。

2022年も自宅でできる検査キットが出てきそうだが、血液だけでなく、尿や唾液などさまざまな方法で出てくると推測。

そこで、更年期女性にヒアリングをしていた中で、多く検査されていたエクオール検査を試してみたので、その内容を共有したい。

最初に:Amazonで気軽に買えるエクオール検査とは?

筆者が購入したのはエクオール検査ソイチェック
女性ホルモンに似た動きをしてくれるエクオールを作れる人は、日本人の2人に1人とのこと。大豆イソフラボンをもとに体内でエクオールをつくれているか、尿検査で簡単に調べることができる。

女性ホルモンや更年期が気になる方におすすめの検査で、更年期女性にヒアリングをしたところ、「郵送で気軽にできる」「ママ友と一緒に検査して、自分がエクオールがつくれているか話しをした」という意見も聞かれた。

価格もAmazonで、約4,000円(2022年1月15日現在)。
先日、女性何名かで「検査にどのくらいお金がかけられるか?」という話しになり、世代は異なるものの、大半が「1万円以内」と答えていた。

日本で展開している、ホルモン検査キットは1万円を超えてしまうものが多いため、消費者としてはもう少し価格が下がるのを期待したい。

STEP1:マイページ登録or検査依頼を記入

個人情報や食事や運動のアンケートに答えるのだが、マイページへ登録すればインターネットで手続きが可能で、検査の結果もマイページで届く。
特に問題なく、登録完了。

インターネット環境がない場合は、郵送での対応も可能

STEP2:採尿

この検査で一番「すぐれもの」と感じたのが、採尿容器。
今までの尿検査は、採尿=紙コップに採ってから採尿容器に移していたが、2つに分かれる片方の採尿容器に、尿を直接ためる方式。
「なぜ今までなかったか」と思うほど便利。

他の尿検査も、この採尿容器にしてほしいと思えるほど、個人的に感動した容器だった。

半透明の白い容器に尿を直接ためることができるすぐれもの

STEP3:ポストに投函し、結果が送付

返信用封筒に採尿容器を入れて、ポストに投函。
筆者は2日ほどで、マイページに検査結果が送付されてきた。
正直、あまりの速さに驚いた。

エクオールはつくれていますが、あまり数値は高くありません。
(中略)
大豆製品を食べる回数を増やしたり、食物繊維を摂って腸内環境を整えていくのが理想的です。

筆者の検査結果

昔から、納豆も豆腐も豆乳も好きで、食べたり飲んだりしているつもりだったが、まだ足りないということがわかった。
日頃の食生活を振り返ると、玄米やきのこ・海藻などを最近食べていないと感じ、意識して摂取していきたい。

玄米・野菜・きのこ類は食物繊維が豊富

まとめ:数値的な検査結果が出ると人は行動する

更年期の女性にヒアリングした際、「自分は更年期なのか、どのレベルなのか。数値的なものがハッキリすれば病院に行くのに」という話しを聞いた。
エクオール検査だけでなく、他の検査も気軽にできるような価格設定や仕組みがあれば、数値的にハッキリするので、更年期女性のモヤモヤが解消できるのではと感じている。

エクオール検査は、尿中エクオールの通知が出て、行動を促すようなアドバイスがあった。自分では「納豆も豆腐も豆乳も食べているから大丈夫」と思っていても、数値的にハッキリ出ると行動を見直すきっかけになった。

コロナ禍において、運動不足はもちろん、どうしても好きなものばかり食べがちになる。今回のように自宅で簡単・気軽にできる検査キットがあると、生活習慣を見直すきっかけにもなる。
今後も定期的に自宅でできる検査キットで検査をして、健康を維持していこうと思える簡単・気軽な検査だった。

納豆・豆腐・豆乳など大豆製品を積極的に食べていく