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お守り物語と職場のレジリエンス

しんどい時ほど、マンガやアニメ、ドラマや映画などの作品に没頭する人もいるのではないでしょうか?
私も体調不良な時、嫌なことがあった時は、他にやることがたくさんあっても、ついついNetflixを開いてしまったり、今までに買ったマンガを読み返してしまったりします。

辛い時こそ、このような行動を取ってしまうのは、誰かが困難を乗り越えた物語は、自分を勇気づけ、回復へのヒントをくれるからかもしれません。

下記の研究では、マンガ・アニメを通じてレジリエンスを学ぶ事例が紹介されています。

家島明彦. (2018). マンガ・アニメで学ぶレジリエンス (ビジュアル・ナラティヴ: 視覚イメージで語る). N: ナラティヴとケア, (9), 45-52.

この論文では、マンガ・アニメの登場人物が困難を乗り越える経験を「観察学習」することで、読者はレジリエンスを高めると指摘されています。

観察学習とは「真似る」ことで、「学ぶ」ことです
子供が親の行動を見て何かのやり方を覚えるように、我々は周囲の人のふるまいを学習します。

「あの作品で、主人公は人生がうまく行かなくて辛い時も、笑顔でいることを心掛けていた。だから、会社でうまく行かない時はせめて形だけは明るくいよう」といったように、マンガ・アニメの観察を通じて、レジリエントな振る舞いが学習されるというのです。

「職場でレジリエンスを高める」のに、趣味でマンガやアニメ、映画等を見るのは非効率的に見えるかもしれません。けれど、お守りとなる物語は、我々を勇気づけてくれるものでもあります。

大変な時こそ、一見関係ないような作品を見ることは、自分のペースを回復する上で案外近道になるかもしれません。


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