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クラリネットをしばらくお休みしたときのリハビリについて

コロナウイルスの流行で感染拡大防止のために外出を控えざるをえなくなり、これまでと違う生活スタイルになりました。
クラリネットを練習したくても、以前なら公民館の音楽室やカラオケで練習していた人たちは思うように練習できなくなってストレスがひどいと思います。
わたしも自宅練習は近隣の迷惑を考えてやっていなかったのですが、さすがに20日間吹かずにいる自分に恐怖を感じたので様々な対策を講じて家族に外で聞いてもらいどのくらい音漏れがあるかテストしてもらいました。
その結果、昼間ならやっても大丈夫なんじゃないかということでいよいよリハビリを開始したのでした。

ひとことでブランク明けと言っても今回のように身体は健康だけど環境的に楽器から離れた場合と、病気やケガなどが理由で楽器から離れた場合とではリハビリのやり方もぜんぜん違います。

今回は元気なひとがリハビリを開始するときのおすすめのやり方や注意点をまとめます。

●まずは出しやすい音から始める。
だいたいこのへんの音域がおすすめ

この時、おんしょくについて何も考えないで吹くことが大事です。
この時点でガッカリしなくて大丈夫です。
何拍伸ばすとかも決めないほうが良いでしょう。
アンブシュアに違和感を覚える手前でやめるのがコツです。(口角がプルプルする手前)
ここで無理に16拍!とかやろうとするとアンブシュアの構築に良い影響を与えません。

●私の場合、初日はこのくらいでやめておきました。というよりクラリネットが重くて持っていられなかったです。
リードも番手を下げたものや、以前使っていて軽すぎると感じたものを使って始めると良いでしょう。
●他の音も出したければどんどん出していきましょう。
ただしアンブシュアの違和感、手の痛み、腕の疲れなどが表れる前にやめておきたいです。

トーンホールを全てふさぐような少し抵抗感の強い音は、指の感覚やアンブシュアの感覚に手応えを感じてからチャレンジしするとスムーズです。
●早ければ2日目から、少し時間をかけて7日くらいでクラリネットを演奏する手応えを感じられると思います。
今回わたしは20日間おやすみした後の復帰についてTwitterでリハビリ経過を呟いていました。
自分の現在地を確認するのにとても役立ちました。
このリハビリ期間を設けて、わたしが感じたのはこれです。

過去の自分と比べるのではなく、新規作成していくことが近道だということです。
アンブシュアも、クラリネットをかまえるフォームも、息の扱い方も。
なかなか直すことができなかったクセがある人は、それを取り去る絶好のチャンスですね。

手応えを感じられたら、スケール練習やエチュード、曲などの負担のかかる練習に戻って大丈夫です。

今回は身体は元気なときのブランク明けの練習について考えました。
病気やケガなどで何ヶ月もクラリネットから離れた場合のリハビリも経験していますが、また違うので機会があればそちらも書いていきたいです。

クラリネットが大好きではやく練習したいのに!というかたへ少しでも参考になればうれしいです。

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