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知っておきたい!家族の健康を守るカギは「お米の食べ方」

こんにちは。
「台所は家庭の薬箱」
重ね煮アカデミー 田島恵です。

台所から家族の健康を守る知恵とレシピを
お伝えしています。


体調を崩した時に
私たちは「何を食べたら治るの?」
と思いがち。


けれども勘違いしないでおきたいのは
薬や食べ物が治してくれるのではありません。
私たちのカラダを治すのは
自身の自然治癒力。


そのためにも

お米の食べ方は
大きなカギとなります。



品種云々よりも
農薬の有無よりも
(もちろん無農薬に越したことはありませんが)
どのような形で
どうやって調理して
いただくのかが大切なのです。

2つのポイントからお伝えしますね。


家族の健康を守るカギとなるお米の食べ方
1、精米度合い
2、炊き方

1、精米度合い



健康=玄米のイメージ
だけど玄米は食べづらいという方も
多いと思います。

食べづらい、ということは
消化しづらい、ということ。

無理して食べる必要はありません。


けれどもなぜ
健康のイメージがあるのか
消化しづらいのかは
知っておきたいところ。


食物繊維、たんぱく質
ミネラル、ビタミンを
しっかり持っている玄米は
「胚乳」「胚芽」「ぬか層」
の3つの成分で構成されています。

白米は、この玄米の一部
「胚乳」にあたるところのみ。
胚芽、ぬかは
全く残っていない状態です。


だから
白米は食べやすく、消化しやすい。
反面、しっかり噛まずとも食べられて
満腹感が得にくい
=食べ過ぎてしまう
ということもあるのです。


ここでもうひとつ

玄米の「胚芽」を残して
「ぬか層」をある程度取り除いたお米を
「分つき米」と言います。

3割除いたもの→3分つき米
5割除いたもの→5分つき米
7割除いたもの→7分つき米


分つき米を炊いたら
「分つきごはん」。


栄養素で比較すると
たんぱく質はどれもほぼ同じですが、
ミネラルやビタミンにおいて
玄米は白米の約2倍
5分つき米は白米の約1.7倍

含んでいます。


5分つき米は
白米よりも食べ応えがあり、
玄米より消化吸収がよく
食べやすいのです。

我が家では
3代目の精米器があり、
毎日精米したての分つきごはんを
いただいています。


重ね煮アカデミーの生徒さんも
次々と精米器を手に入れています。


「ホームベーカリーよりも
コーヒーメーカーよりも精米器を!」
と私はお伝えしています^^



大切なのは
栄養素だけに捉われるのではなく
どの状態で食べると消化しやすいか、
特徴を知った上で
体調に合わせていただくこと。



例えば、不調の時や
離乳期の赤ちゃんには白米

元気な時には
分つき米をしっかり噛んでいただく
というように
体調に合わせて
お米の食べ方を選択できるようになるのです。


それが胃腸を丈夫にする
つまり、免疫力、自然治癒力を高めること
自身のカラダを守ることに繋がります。


玄米にこだわって
発芽玄米やロウカット玄米を
購入するのではなく

健康のためにと
白米に雑穀ミックスを
混ぜるだけではなく


臨機応変に選択できるようになる
つまり、選択の幅が広がりますね。


2、炊き方


お米の炊き方は
消化と深い関係があります。


お米はしっかり浸水して
火を通すことで
でんぷん質がα化して
消化しやすくなります。


離乳食をおかゆの上澄みの
重湯から始めるように
ごはんよりもおかゆと
水分を多くして炊いた方が
消化はしやすいです。


だったら
いつもおかゆでいいんじゃないか?
と思うかもしれませんね。



元気な時には
ごはんとお味噌汁
ごはんとおかずというように
口の中でしっかり噛んで味わいたいもの
噛むことも大切です。



ですから、
体調が良くない時や
食欲が落ちている時には
おかゆにする。


そうでない時には
浸水してじっくり火を通した
ごはんをよく噛んで食べる

という風に考えると
分かりやすいですね。


いかがでしょうか?



身体をつくる基本となるお米。



軸となるものなので、
玄米に固執することなく
雑穀ミックスに頼るのでなく
知った上で
体調や季節に合わせることが大切です。


これから新米の季節、
おいしく食べて健康に過ごしたいですね。


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