見出し画像

子供の小学校、ベストな選択は?

息子は今5歳で、来年小学生。
学区には、歩いて20分ほどのところに公立小学校がある。

今までは何の疑問もなく、息子がその年齢になったら学区の公立小へ行くのが当たり前だと思ってたし、それがベストな選択だと思ってた。
わざわざ教育移住をしたり、私立を受験したりする家庭もあるけど、親があんまり教育熱心になりすぎるのもどんなもんだろうと思ってた。

でも、我が息子がいざ来年小学生という時になったら、本当に公立小でいいのか??と考えるようになった。

公立のよさは、自分自身が公立小の教員だから、よく分かる。
集団行動の大切さを学ぶ機会はたくさんあるし、色んな行事を経験できる。
校内の設備は一通り整ってるし、緊急時の対応マニュアルや研修も充実してるから、そういう意味では信頼できる。

勉強も学習指導要領に則って行われるから、みんなは学んだのに自分は学んでない!ということには基本的にはならない。
給食も栄養を考えられていて美味しい。
そして何より、安い!

でも。
「私の息子にとって」ベストなのかは、また別問題なのではないか?そんな疑問がふと湧いてきた。

息子はとにかく、好きなものにのめり込む凝り性タイプで、好きなことをしている時の集中力と根気は人一倍ある。
収集癖もあるオタク気質。

新しい場所では様子見して、この人は優しいのかとか、自分がどこまで入れるかとか、まずじっくり観察するタイプ。
通ってるこども園の先生曰く、「マイペース」。

こういう子が、公立小学校に行ったら、どんな感じになるだろう?
この子の良さを、先生たちはどれくらい分かって認めて、伸ばそうとしてくれるだろう?

そう考えた時に私は、少し不安な気持ちになった。
公立小の先生たちの忙しさや余裕のなさも、知ってるから。

息子のこだわりの強さや、何時間でも好きなことに熱中できる集中力は、常に集団で行動することが求められ、分単位で時間割が決まっている公立小では、ハンデになるのではないか?
学習教科や内容は全て決まっていて、あとはテストで良い点を取ることが求められる公立小は、息子にとっては居心地が悪いのではないか?

そしてそういう中で、集団に遅れようと、切り替えが苦手だろうと、注意したり直させようとしたりせず、息子の良さを見つけて認めて伸ばそうとすることが、公立小の先生たちにとってどれだけ難しいことだろう?
認めて伸ばしてあげたくても、時間的にも人手の面でも、あらゆる面で難しいだろう。

それに私は、テストや通知表で評価される環境に息子を置きたくない。
テストで良い点を取ることや、通知表で良い評価をもらうこと、何かを人と比べてできるようになることなんて、どうでもいいと思っている。
テストや通知表なんて、その人の能力の1%くらいしか測れないと思ってる。

でも何度も何度もテストをやらされたりすることで、息子もそのうち、テストの結果や通知表の評価で、自分自身を評価することになるのではないか?
それだけは避けたい、と私は思う。

それだったら、テストも通知表もない学校のほうが、息子に合っているのでは?
時間割もカリキュラムもない学校で、自分の好きを活かして学ぶ方が、息子は伸びるのでは?
そんな気がしてならなかった。

だから私は、息子に直接聞いてみた。
その結果は、次回のノートに。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?