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ゲーム依存との闘い その2

ゲーム依存をやめさせたくて毎日疲弊しているお母さん、お父さんへ

お疲れ様です。私もその一人です。
ゲームをやめさせようとして闘うことは、お互いにエネルギーを消耗するだけで改善することはなく、子どもにとっても親にとってもメリットがない、やめさせるよりも他の時間を作るように誘導をという話は、前回書きました。

口うるさく言ったり、ネット回線をブチっと切ったり、ということはスパッと辞めました。ゲームの時間はそれほど短くはなっていませんが、総合的には減っている気がしています。そして、言い方を変えるだけで「反抗」態度が少しずつ減っていると思います。やめられなくても、「うるさい」ではなく、「わかった」と言ってくれるようになりました。これだけでもすごい進歩!

ところがどっこい、次は課金の問題。。
これも闘っている親は多いのではないかと思います。

「どうしても作りたいものがあって、部品を買うためにどうしても今必要なの!」としつこく(本当に執拗に)言われてしまいました。

金額も、小学生にしては結構な額。いや、ありえない。それでもすぐに「ダメ!」とは言わず、
「う〜ん、欲しい気持ちはわかるけど、金額がね〜」とか
「前に課金はしないって約束したよね?約束は守ってほしいなあ。」
としばらくはぐらかしていましたが、本当にしつこい。

あげくに、「買ってくれないなら何もかもやる気がなくなるからもう学校に行かない!」と言われ途方に暮れました。

学校の先生に相談して、すぐに家まで来てもらいましたが、本人は頑として話そうとしない。「ダメと言われるに決まっている」と決めつけているからです。

そのうち、ご飯を食べることも拒否し始めました。
「完全に試されているな」
と思ったものの、どうしたらいいかわからない。一旦許してしまうと、もう止められなくなるのではと後が怖い。

「〇〇の意見はわかった。でもママの意見はこうだよ。どうしたらいいか、先生と相談してくれるかな?」と言って(先生に責任を押し付けた!?)みましたが、先生とは話したくないという。

代わりに私が相談するね、と先生としばらくやりとりをしました。

こういう場合、近くにいる親よりも、第三者に介入してもらうのが一番です。親子ではお互いに感情がより強く出てしまうので、冷静に話し合う必要があります。

担任の先生はとても協力的に、どうすることが親も子どもも納得できて一番良い方法か、一緒に考えてくれました。

そして、1つの解決策というか、妥協案を思いつきました。

それは、一旦親からお金を「借りる」ということ。

親としては、お金は簡単に手に入るものではなくて、一生懸命働いた代償としてもらっていること、大きな金額を使うことの意味をわかってもらいたい。
子どもにも大人と同じようにお金を管理したい、もっと自立したいという気持ちがある。

「借りる」ということにすれば、「返す」必要があります。そうすれば、お金の価値も、管理方法も学ぶことができる。さすが先生!とても良いアイデアだと思いました。

そして、本人もその提案にすんなり納得しました。自分の気持ちがわかってもらえた、大人が真剣に考えてくれた、という信頼感にもつながったのではないでしょうか。

問題は、どうやって返すか?

ポイント制にして、お手伝いをしたり、勉強をがんばったりすると、ポイントが溜まる仕組みを、先生が息子と考えてくださるそうです。

そして、お金を返すまできちんと続けること、返すまでは、次のお金を要求しないことを約束させますと言ってくださいました。

神対応!

達成できるかどうかは別として、大切なのは本人が納得すること、お金に対する責任を学ぶこと、計画的にお金を使えるようになること。
そしてポイントをもらってしっかり返していくことで、本人も達成感を味わうことができる。

とても素晴らしいと思います。子どものゲーム課金に悩んでいる方がいたら、ぜひ試していただきたいです。その時は親子の間だけで決めず、第三者に入ってもらうことをお勧めします。


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