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「逃げ恥」に学ぶ魅力的なストーリーの作り方
放送作家の板橋めぐみです。
今年の年始はいかがお過ごしでしたでしょうか。
やっぱり「箱根駅伝」という方も多かったのでは。
1/2、3の箱根駅伝の中継は
日本の年始を代表する一大イベント。
「お正月といえば箱根駅伝」ですので、
長年、中継を担当する日本テレビ以外は
この時間帯の視聴率獲得はほぼ諦めている状態。
そのため、随分前からこの時間帯は
各局、お正月番組を新たに制作することなく
「再放送」でお茶を濁しています。
が、今年は帰省を諦め、ひとり正月だったこともあり…
私、愛する箱根駅伝そっちのけで
TBSのドラマの再放送にハマってしまいました!
だって、駅伝より面白いんだもの!
1/2の「逃げるは恥だが役にたつ」、
https://www.tbs.co.jp/NIGEHAJI_tbs/
1/3の「MIU404」、
https://www.tbs.co.jp/MIU404_TBS/
この2本のドラマに、早朝から午後3時まで釘付け!
(母と一緒だったらおそらくドラマは見なかった!)
二つのドラマとも、見事なストーリー展開に唸らされました。
そこで今回は「逃げ恥」から、
魅力的な自分ストーリーを作るコツを学んでみます。
「逃げ恥」キャラクターたちは〇〇を乗り越えていた!
これまでいろいろな作品を見てきましたが、
「人気作」「ヒット作」には
ザックリ、共通点があります。
それは「主人公が困難を乗り越える」ストーリー、
つまりは「成長物語」である、ということ!
主人公たちが、ぶつかった困難を「どのように」乗り越え、
成長していくのか。
その姿に、見ている私たちはドキドキワクワクし、
共感し、応援し、心を掴まれてしまうわけです。
「逃げ恥」も、極論すると、
主人公の森山みくりと津崎平匡が、
「偽装結婚」を経ていかにして真の夫婦(家族)になっていくか、という
ある種の困難を乗り越えていくドラマ、だったと言えます。
みくりは「就職できない」「居場所がない」、
平匡は「恋愛経験がない」、
という個別の問題を抱えていました。
これらをそれぞれがどう克服して、距離を縮めていくのか。
それが、ドラマの醍醐味でもありました。
そして、さらなるこのドラマの見どころが
脇を固める生き生きとしたキャラクターたち。
その「生き生き」を生み出した原動力も、
やはりキャラクターそれぞれが抱える悩み・問題です。
例えばみくりの伯母の百合は
「高齢で未婚」「年の差恋愛」という問題に悩み、
平匡の同僚の沼田さんは「LGBTの生き方、パートナー探し」に悩む、
といった具合です。
連続ドラマでは、彼らが困難を乗り越えていく姿も丁寧に描かれ、
最終回では見事に着地していましたね。
自分ストーリー作りに使える「乗り越えエピソード」
このように「困難を乗り越える姿」を描くのは、
人気を呼ぶストーリーの定石。
だとすれば、あざといですが、
あなたのストーリーも、
この「困難を乗り越える」エピソードを軸にするのがオススメなのです。
ベースとなるのは以前もご紹介した
「現在→過去→未来」の構成です。
今、あなたは「こんなこと」に取り組んでいる。(現在)
↓
しかし、最初からうまくいっていたわけではない。
ここに至るまでに、数々の困難を乗り越えてきた!
例えば… <困難を乗り越えたエピソードを具体的に> (過去)
↓
そんな過去も踏まえて、今後は「こんなこと」を
目指すべく、歩み始めている。(未来)
こんな感じでしょうか。
「乗り越えた困難の例」「乗り越え方の例」は
感動的な自分ストーリーを作る上では欠かせません。
いつでも語れるよう、準備しておいてくださいね。
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