見出し画像

私が病みに病んでいた時のお話② ~あの頃の私の気持ちを代弁してみた~

ちょっと重い話となっておりますので、不安に感じた方は読むのをお控えください。^^



「お金がないんです…」

病みに病んでいた時の私は、精神科の医師にいつも口にしていた愚痴がお金のことでした。
医師はいつも「お金ならあるじゃない」という返事でした。
当時は『私の経済状況なんて知らないくせに…何でこんな風に言ってくるんだ…(イライラ)』と、私の気持ちを理解してくれない状況がとてももどかしかったです。

もし、あの頃の私に伝えるとしたら、なんて伝えるだろう…
あの頃の私の気持ちを振り返りながら、病みに病んでいたときの医師との関わりについて、今、私が思うことをまとめてみました。

※私自身が当時、感じていた内容をまとめているだけですので、現在、通院されている方へ向けたアドバイスなどでは決してありません。誤解されませんよう、よろしくお願いいたします。



1.私が本当に不安だった気持ちを言語化できていなかった(医師に伝えることができなかった)

医師が「お金ならあるじゃない」と言ったのは確かに事実でした。
精神科に通院でき、薬のお金も払えて、公的支援(=自立支援医療制度のこと) も受けられていたし、実家にも戻っていました。
つまり、医師から見たら、「生活できる環境が整っているのだから経済的な心配する必要ないじゃない?(すぐに餓死するような環境じゃないでしょ?)」という意味で言っていたのだと思います。

私の不安はそこじゃなかったのだなあと言うことが、今なら説明できる気がします。
当時、私が思う「お金がない」という不安は、「貯蓄が減っていく恐怖」や「先の見通しが立たない恐怖(いつになったら社会復帰できるのだろうという不安)」「家族にいつまでも甘えられない焦燥感」などに押し潰されていました。(おそらく医師も気付いていたのかもしれませんし、本当は言ってたけど私が聞き入れる余裕がなかったのかもしれません。)

当時の心境を例えて言うなら、既に川で溺れて必死に助けを求めているのに、「ほら、もっと力抜いて浮いてごらん」と腕組みしながら陸地からアドバイスされてもどうやって力抜けばいいのか分からない、手を差しのべてくれない状況に絶望感で打ちひしがれている…という感じでしょうか。
なので、当時の私が医師に冷静に自分の状態を伝えるというのは、本当に難しかったです。

私は最後まで1人で通院していたので、今の私が付き添ってあげられたら、もう少し気持ちを代弁してあげられて、医師とのコミュニケーションももう少しスムーズになっていたのかなあとか思ってしまいます。

2.医師とのコミュニケーションを図る上で “仲介者” が欲しかった

毎回、診察時は緊張していました。
「今日は何言われるんだろう…(どういうお説教を受けるんだろう…)」と憂鬱でした。

今振り返っても、 “仲介者” はやはり必要だったと思います。
医師とのコミュニケーションに悩み続けたあの日々は、薬の効果も半減してしまっていたのではないかと思うほど。

自分の考えがまとまらなかったり、診察時緊張してうまく話せなくなった時など、状況に合わせて対応してくれる “仲介者” がいたらもう少しリラックスしてコミュニケーションを図ることができたのではないかと思うとちょっと切なくなります。
家族に付き添いのお願いができるような心の余裕が私にあったらもう少しラクだっただろうなと思います。

3.過去を整理する(過去と向き合う) 過程でカウンセリングは受けたかった

医師から「あなたは薬で治療できる疾患なのだから、カウンセラーは必要ないですよ」「カウンセリングを受けてもいいですけど、意味ないですよ」と言われ続けました。
ずっと受けたいという気持ちがありましたが、医師の意見に従い(無意識に医師の意見に逆らえない、と思い込んでいました。)、通院中、カウンセリングを受けることはありませんでした。

ですが、診察時にはどうしたって過去を振り返る作業が多少なりともあって、その都度、自分1人でやっていくのは無理でしたし、答えられないとそこで診察は終わって、自分の気持ちが “散らかった状態” のまま、診察室から出なければならない状況は本当に辛かったです。

医師は薬の効果を確認するのがお仕事のメインなので、患者の話をちゃんと聴くことがお仕事のメインであるカウンセラーの存在もやはり私には必要でした。
医師の言うことを全て真に受けることはなかったな、客観的な判断をしてくれるような信用できる人が側にいてくれたら良かったな、という気持ちがありました。

4.医師の意見を受け入れつつ、自分の意見も言っていいことに気付きたかった (まとめ)

病みに病んでいるときというのは、自己肯定感も皆無に等しいわけですから、とにかく自信なんてものはありませんでした。
だからこそ、必死に医師の言うことを聞いてそれを生活に取り入れていこう(適応させよう)としたわけですが、やはりそこには自分の意見を押し殺したままだったことがいけなかったなあと今となっては反省です。

あの頃の気持ちを振り返ることで、改めて自分を大切にしていこうと思えましたし、振り返られるだけの心の余裕が持てている今の私には感謝です。^^



☆ちょこっと宣伝☆
ココナラでちょっとしたサービスを始めました。^^

日々の生活の “ガス抜き” ができるような場所を提供できたらいいなと思いまして、ご興味ありましたら覗いてみてくださると嬉しいです。^^



noteに登録していなくてもスキ💟が押せますので良かったらお願いします。^^ コメントはアカウントを持ってないとできないですが、書いて頂けると励みになります。^^ 今後、より一層、アウトプットの内容を充実させていけるよう精進して参ります。