見出し画像

文学フリマ東京37振り返り

こんにちは。めぐみです。
11月11日(土)に開催された「文学フリマ東京37」へ出店してきました。
幸のブース(幸先文庫)まで足を運んでくださった皆様、X(旧 Twitter)で応援してくださった皆様、ありがとうございました!
一般参加(買う側)としては、過去2回経験済みだったのですが、今回は初めて出店側として参加したので、振り返りを兼ねて記事を起こすことにしました。
よろしければどうぞ最後までお付き合いくださいませ。

会場到着(8:00~)

前日は緊張しすぎてほとんど眠れず少し寝坊したものの、予定していた電車には無事に乗れて一安心。キャリーケースをコロコロしながら会場へ到着しました。
なぜそんな時間に?と思われるかもしれませんが、以前から気になっていた設営ボランティアに参加するためです。
改札を出るとすぐに会場が見えるのですが、作業しているスタッフさんの他には特に集まっている人もいなくて、あれ??と不安になりました。
とりあえずXに到着ポストを投稿して、もう一度募集記事を読み直してみると、集合場所は「第一展示場前」。
……あ、はい。すみません。

第一展示場前にはすでにたくさんのボランティアさんが集まっていました。駅のエレベーターでご一緒した方もいて、お互い「やっぱり……!」と笑ったりしながら時間まで過ごしました。
説明が終わり、開錠されて一歩中に入ると、眩しいくらい明るく真っ白な空間が広がっていました!!「わぁっ」と歓声を上げてしまうほど。(設営前に写真撮れば良かった……)

荷物を置いて上着を脱ぐと、さっそく設営開始です。同じく初参加の方と一緒にオロオロしつつも、何とか作業に加わります。
スタッフさん側の作業が終わると次はひたすら長机を運んで脚を起こして並べる作業!汗拭きタオル必須の理由が分かりました。半袖でも良かったな。確実にこれが火曜日まで引きずる筋肉痛の原因でした。苦笑
それから机を整列させて椅子を並べ、シールを貼ったり、配布物を配ったり。ヤマトさんの荷下ろしを手伝い終わったところで、巻きで設営が完了となりました!遅れなくて良かった!!

毎回こんな風に設営作業をされているのだと思うと、スタッフさんへの感謝が尽きません!本当にありがとうございます。お疲れさまでした。
出店者は自分のブースの設置をフライングで始められて役得でした♪
ボランティアには一般参加者さんも結構いらっしゃって、待ち時間も長いのに本当にありがたいなぁと、しみじみ。

設営直後の様子

出店者入場開始(10:30〜)

そして出店者入場開始時間になりました。
フライングで設営していたにも関わらず、ワンオペでわたわたしてしまい、こちらのブースの設営はちっとも進まない!
右隣の方はお二人組で、経験豊富なご様子。さっとご本を並べて優雅にくつろいでいらっしゃいました。スマート!!憧れます。
幸の方はというと、持ち込んだ棚と格闘していました。組み立て方はシミュレーションしていたのですが、左右を間違えたり、差し込み切れていなくて外れてしまったり。泣
そして組み立て終わったら終わったで、棚が大きすぎて笑うしかない状況に。フォロワーさんからは見やすかったとか、きれいと言っていただけたので、すごくホッとしました。

なんやかんやありつつ、何とか一般開場前には設営が完了。
同じ机のお隣さんも到着して、周りもどんどん賑やかになっていきました。
自分の荷物の多さに苦笑いしつつ、水分補給&見本誌の提出など動き回ったのですが、入り口前は開場待ちの人だかり。
お祭り気分でどきどきしてきます。

幸先文庫のブース
棚の全体像
とにかく大きい……。

文学フリマ東京37スタート(11:50〜)

事前に予告があった通り、アーリーオープンで文学フリマ東京37がスタートしました!
あっという間に会場全体が人で溢れて圧倒されつつも、隣接ブースの方々と連携して無料配布を配り始めます。
正直、無事に出店できたことだけで達成感を覚えてまったりしておりました。

そんな中、かなり早い段階でフォロワーさんがブースに来てくださいました!早くから入場の列に並んでくださっていたのだと思うと、それだけでもとっても嬉しいのに、新刊2冊ともお迎えしていただけて、本当にありがとうございました!!お隣さんからもお祝いの言葉をいただけて、ほくほくでした。
それからもフォロワーさんが来てくださって、差し入れやお手紙をいただいたりお渡ししたり。夢のようなひと時でした。

驚いたのは、通りすがりでふらっと覗いてくださる方がそれなりの人数いらっしゃったこと。幸は割とフォロワーさんのブースへ一直線なので意外でした。
暇な時間が長いだろうと思っていたのですが緊張していたせいもあり、気づけばあっという間に14時過ぎでした。

そこまでですでに後悔したのは、今回差し入れを準備するのを忘れていたことと、自分がお迎えする予定の本の作者様以外へのお手紙を準備していなかったこと。
文学フリマに一般参加されることは存じ上げていたのですが、正直自分のブースにまで来ていただけるとは思っておらず。フォロワーさんの優しさをなめておりました。猛省

お買い物(14:30〜15:30)

少し落ち着いたかな、というタイミングで1時間ほど離席して、お買い物へと出かけました。
1時間と言いつつも、回るところは大体決まっているし早めに戻れるだろう……と、思っていた時が私にもありました。(遠い目)
結局、時間いっぱいまでお取り置きをお願いしていたフォロワーさんやお迎えを決めていたフォロワーさんのブースを回っただけの慌ただしい感じに。
タイミングが悪くて回れなかったところや、そもそも時間的に行きつけなかったところも複数あって、通販を狙っているところもあります!なにとぞ。願

今回お迎えしたご本
早く読みたい!

ブース再開(PM3:30〜)

買い物から戻り、あとは最後まで自分のブース内で過ごしました。
最初の方で立ち読みしていかれた方が、やっぱり気になってと戻ってきてくださり、お迎えくださったことがとても印象的で嬉しかったです。
聞いたところによるとエンジニアさんで、普段はほとんど小説は読まず、文学フリマへも技術系の本を探しに来たとのこと。和綴じに目を留めていただいて、サンプルを試し読みしていただいた上でご決断いただけました。積読になるかもと仰っていたので、いつかふとしたタイミングで読んでいただけたら幸せです。
こんな出会いが生まれるなんて、と一人静かに感動を噛みしめました。
ワンオペってこういう時に淋しさが募りますね……。

文学フリマ東京37閉幕(PM5:00〜)

そうこうしているうちに終了時間。
最後まで人通りは多いまま、片づけをしつつ拍手で終了。
参加者も出店者も、皆さま本当にお疲れさまでした!

机と椅子は先に片づけなければと慌てて自分の荷物をまとめたのですが、幸は本当に要領が悪い……。もたもた、ぐちゃぐちゃと残念な感じになってしまいました。反省
荷物をまとめるだけで疲労困憊してしまい、それを抱えて帰る気力もなく、全部まとめてヤマトさんにお預けしました!宅配サービスって本当に助かります!!出費はちょっと痛いですけれど。
というわけで、個人的にもなんとか無事に閉幕いたしました。

感想

当日までは緊張と不安でいっぱいでしたが、ふたを開けてみれば設営から終了まで、ずっと楽しかったです!
正直、ブース前を道行く人に声を掛け続けるだけで、お取り置き分以外は持ち帰りになるだろうと覚悟していたのですが、持参した半数くらいをお迎えいただけて、驚きと感動で胸がいっぱいになりました。

そして、フォロワーさんが実在するという実感……!初めてご挨拶する方も多く、ずっと憧れていた方にもお会いすることができて、嬉しすぎました!!不意打ちだったこともあり、私めちゃめちゃ挙動不審だったと思います。申し訳なかったなと思いつつ、でも本当に嬉しかったです。ありがとうございました。
お迎えしたご本も、これからゆっくり読んでいきます。そして今回こそは感想を書いて公開する予定です。(自戒)

実力も自信もない幸の本を、それでも手に取ってくださった皆様には感謝しかありません。
準備も文化祭に参加しているような気分で、作業に追われつつも楽しい時間でした。また出店したいと思えましたし、もっと心に響く、自信を持って紹介できるような作品を書きたい、勉強したいと強く思った実りの多い一日でした。

「幸先文庫」ブースにお立ち寄りくださった皆様、無配を手にしてくださった皆様、素敵な作品を頒布してくださった出店者の皆様、スタッフの皆様、本当にありがとうございました!

頒布物&BOOTHのご案内

BOOTHにてネット販売も公開しました。
もしご興味ありましたらご利用くださいませ。

お品書き
(無料配布)
『君と月夜の星灯り』※同名新刊の試し読み
『君の隣で願うのは/揺れる想い』※書き下ろし短編2作
『文披31題 2023年参加作(抜粋)』

こぼれ話

緊張やら何やらで、あまりご案内できなかったのですが、文学フリマで使用した紙袋と、おまけノートの表紙(表、裏)には、間違い探しが隠れています。
マルチタスクのネジの飛んだ頭で調子に乗って作ったお遊びです。
「幸先文庫」の「幸」が違う字になっています。文字が薄くて小さいので、難易度は少し高め。クスッと笑っていただけたら嬉しいです⭐︎

紙袋と無料配布の折本
オリジナルA6ノート
翌日のセルフご褒美♪
実は成功祈願で1か月程甘いもの断ちしていたので、
美味しさが沁みました!!

製作風景

歴代の表紙デザイン(新←→古)
推敲のたびにデザインを変えていました。
ちょっと躊躇いましたが、穴あけは電動ドリルを頼りました。
この厚さを千枚通しや目打ちで開けるのは無理だ、と早い段階で諦めた結果です。
最後は針と糸で本を縫って綴じます。

おわりに

文学フリマ東京も次回からは一般入場料が有料になり、次々回からは会場が変わるという過渡期ですね。その変化を直に感じてみたい気持ちがあり、まだ随分と先の話で予定が変わるかもしれませんが、5月も出店しようかと考えております。
色々と不安や悩みは尽きないのですが、今は幸的にちょっとした頑張り時なのかなと腹を括って、躓くことを恐れずにやってみようかと。

長々と書いてしまいましたが、最後までお読みいただいてありがとうございました。またnoteやX、他の何処かでお会いできたら嬉しいです。
それでは、また。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?