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30歳と1か月が経った10月、に書いてたんだけど。

前回のnoteから1年近くが経過しようとしている。そして、気づけば今年も残り3か月を切っている。正確には、あと73日。どうして毎年毎年、同じように残り3か月のタイミングでふと気づいてしまうのか。誰かが言い始めて、それを聞いた誰かがまた「こと3」と言い、それを聞いた誰かも「こと3」と書き込み、それを見た誰かも「こと3」エンドレス・・・。

半世紀、四半世紀、今年も折り返し地点、四季・・・

三種の神器、三本の矢、スリーステップ、理由は3つあります!・・・

どうしてこうも「3」が好きなのか。

「3つ以上のことは忘れやすい」とか、そういう類のあれですかね。神様のラッキーナンバーが3だったから、とにかく世界中に3が溢れてラッキーコンボするように、あらかじめ3つ以上のことは脳内からちょこっと欠けちゃうみたいに神為的なバグでも設定したんでしょうか。まぁ、神様自体が超ラッキーみたいな存在なので、「あなたのラッキーナンバーは~~~~3です!」とか決めてくれる相手もいないだろうけれども。

人間の血液も入れ替わるのに4か月程かかるそうなので、「こと3」に気づいたところで人間を作り替えるには少し遅い気もするけれど、私の場合は特に、悠長なことをしていると次の記事も「前回のnoteから1年…」という書き出しをしないとも限らないので、ここで一旦流れを変えて、来年の自分が読み返す為のキロクとして「30歳の今、思っていること」を考えたいと思う。

昨年(2019年)の8月末に不動産賃貸会社での企画マーケティング業務を終了した私は、ひとまず「生活する」ことに重点を置いた。

家の掃除や整理整頓をしたり、ご飯を作ったり、ごろごろしたり、本を読んだり、犬猫と遊んだり、本や動画を見て勉強したり。

同時に、出産に関する情報をちゃんと調べてみようと思って「山梨 出産 施設」等で検索したものの、なかなか欲しい情報がまとまったページが見つからない。私はもっと、全施設やサービスが網羅された情報が欲しいんじゃ!と思いつつ、探せど探せど見つからない。ええい、まどろっこしい!と思って保健所や市役所に電話で問い合わせてみても「ご覧になられている施設一覧のページしかありませんね…」と言われ、モヤモヤしたまま切り上げることにした。県内で出産ができる場所一覧はあったものの、そこには必要最低限の住所・電話番号・営業日程度の内容しか載っていない。そして県のホームページを見ても、子育て支援はあっても「出産前」をフォローするような取り組みがどこにあるのか、そういう人がすぐに欲しい情報を手に入れられるページがどこにあるのか分からない。

この時に、ぷんすかしながら私は思った。

(なんで、食べログみたいなサイトがないんだ。結婚式場でさえも、ある程度の予算とか金額内訳が書いてあって、サービスや室内の写真があって、行く前にだいたいの比較ができるようになってるのに・・・!)

少し前までの私にとって「自分の出産」は霞がかっているものだったけれど、こうして調べてみて、それらがまた、よりいっそう遠く感じた。なんというか、遠いというより『どっちでもよくなった』。

もちろん、子育てをしているママパパの支援をしている団体も多いし、パパママ支援をすることは超大事だし、今後も超大事にしていってほしいんですが、それとこれとは別の話で。なんで産む前の人に対する支援とか、まとめた情報がスッと見つからないのか。出産や育児といっても分類も多いだろうし、専門用語が多いのもわかるのだけれども、けれども!実際に妊娠したり、産んだりする中で病院の先生から言われて知るような言葉でいろいろ書いてあっても、未経験者には何がなんだか分からないのです。

いつ何が起きて、それを未然に回避する方法を考えたりとか、そういうライフプランの一部である「妊娠期間、出産、その後」についてもう少し詳しく知りたいだけなのに。もちろん、専門用語や時期的な心身の特徴などはその都度調べていけば知識も増えるだろうし、きっといつかは「あ!私が探してたのはコレか~!」と笑顔になるかもしれないけれど、それが遠いんじゃい。

外部のリンクサイトを見ても、子育てモード全開な感じのページが表示されて、子育てに関する支援の情報は随時更新されているものの、私が欲しいものはやっぱり無い。出産前に知りたいことが、どこにあるのか全然分からない。どこにいるのよ。ていうか、妊婦になる前の人をターゲットにした情報ってないの?そもそも、出産とか子育てに関する情報サイトって女性が見ることの方が多いかもしれないけど、男性だって調べたりするよね?大事な嫁の命がかかってるのに、何も調べないとかないよね?と思いながら見ていくものの、徐々に(どうして使いやすさや検索のしやすさを重視したサイトじゃないのか…)(このサイトに保育園的な要素を取り入れている理由はなんなのか…)(出産したら、こういう保育園っぽいやつの方が落ち着いたり、好きになったりするのか…?そういうホルモンの変化が起きるのか…?)と、ぷんすかモードからなぜなぜモードに突入したことで一気にcool downし、しまいには

「結局、出産にかかる費用はわからん。誰にもわからん。人によるし、状況にもよるだろうけど、予算を出すのは無理だ。身体の変化も簡単すぎるか難し過ぎて、よく分からん。もう知らん。」

と、拗ねたしまったのだった(私が)。

久々に『知りたい情報が得られない』(教えてって言ってるのに、ぜんぜん教えてくれない)という状況を経験し、私は30歳にもなって、iPhoneをぼすんとベッドに押しつけて、子供のようにプイっとそっぽを向いた。

そっぽを向いた先には、壁があった。

賃貸住宅の、よくある量産型の、白い壁。

画鋲も刺せないような、細かな凹凸の白。

量産型の壁紙を見つめてみたら、一人でこんなことをしている自分がやるせなくなって、まだ少しカッカしていた頭が、しゅんとした。しゅんとして、しょぼんとした。


…しゅんとしてしょぼん。凛として時雨みたい、ふふ、と思いながら(これはやっぱり、おかしいぞ。妊婦からの支援だけじゃなくて、もっと「産む前の人」が情報に触れられるようにしないとダメだ。きっと、病院側からすれば、『毎日忙しいからサイトなんて構ってる暇はない』のかもしれないし、金額だって載せたくないかもしれないし、他と比較されるような場所に上げたくないかもしれない。そう考えたら、これから真逆のことをやろうとしてる私は超迷惑な奴かもしれないけれど、仮に私が自分で出産しなかったとしても、私の友達だって命をかけて子供を産む場所なんだから「これから子を持つかもしれない人」にも選ぶ機会を与えてくれたっていいはず。この情報化社会に生きていて、自分や自分の配偶者が出産する病院や助産所を口コミでしか決めれないなんて。


せめて結婚式場を探す時くらいの情報はあったっていいじゃない。命を託す場所だからこそ、どんな設備があって、どんなサービスがあって、金額はいかほどで、どんな場所なのか写真で見ることくらいできたっていいじゃない。



住宅と同じように、金額で選ぶ人もいれば、見た目やサービスで選ぶ人もいれば、設備で選ぶ人もいる。選んでいく中で、自分たちで調べていったり先輩ママや助産師さん、保健士さんの話を聞いていく中で、やっぱり金額だけじゃなくてこういう部分も大事なんだ、わたし達には必要だ、と気づく人もいる。子どもが欲しい人にとっては、妊娠出産はとても幸せで楽しみで待ち遠しいことかもしれないけれど、家が欲しい人だって、同じように幸せで楽しみで待ち遠しい中にいると思う。でも、そんなウキウキした中でも、家を建てることに関しては知らないことで不安になってしまうことが、たくさんある。そんなお客様に接して、寄り添いながら不動産の仕事に携わってきた。人生と呼べる時間の半分位をかけて支払うローンを背負うことと、妊娠出産を同列に扱うなと言われるかもしれかいけれど、少なくとも私にとっては、同じくらい重大で、同じくらい不安で、同じくらい夫婦で真剣に調べたり、考えたりする案件だと思う。…さっき、どうでもよくなったとか言ったけど。


自分のことならどうでもよくなったまま終わるかもしれないけれど、私の友達や、妹や、その友達、今の若い子たちが「これから妊娠出産する」ことを考えたら、全然どうでもよくないじゃんか、と思い直した。私みたいに悩んだり、モヤモヤしたり、困ったり、後悔して欲しくないじゃんか、と素直に思える。お金のことも、正しい知識のことも、夫婦関係のことも。



産みたい人が産みたい時に産めるような教育(知識を得る機会)を得ていなかったら、どんなにいい社会がそこにあったとしても、地域としての底上げはできないんじゃないか。地域の底上げができなければ、いつまでも育児にやさしい場所はつくれないんじゃないか。育児にやさしい場所じゃなきゃ、地域の活気は失われていくんじゃないか。地域の活気がなくなったら、私はかなしい。そんな未来にいきたくない。


でも私は老いるから、次から次へと若い人の時代になっていくのだから、私は私の目的を達成するために「青年期の男女〜いつか子を持つかもしれない男女」のための知識提供の場をつくり、自己決定していく練習・支援の場を広めていく必要がある。

その活動を続けていくことで、山梨に「プレコンセプションケア」が当たり前にあるようになり、男女ともに、産む産まないに関わらず知識を持っている地域になることで「地域の底上げ」に貢献できるんのではないか。その為に、教育にかかる時間とメインターゲットの成長時間を考えて10年後を一つの区切りにして、20年後(私が50歳になる未来)には、山梨に日本一出産にやさしい地域が出来上がっていたら…。私は、そういう未来にいきたい。


たぶん、10年後にはこの活動も世代交代が必要になるかな。私の人生は、わたしの時間軸で進んでいるから、40歳になれば友達の子どもが小学生・中学生になってて、今の高校生はアラサーになってる。きっとコンセプションケアをもっとジブンゴトとして考える若者が増えているし、社会の形は大きく変わっているはず。私は10年後までに結果を出して、一歩引いたところから、違う立場で、40代だからできる動き方で活動をサポートする側に回ろう。親の介護問題もあるだろうし、家族の形も複雑化するだろう。それでも自分の人生を、じぶんの時間軸で進む。そうして、楽しい50代への準備をしていく。

10月末〆切のキリンの助成金申請のために、少しずつ頭の整理をしている状態で、とりあえず今思っていることをnoteに書き出してみる。いつもこんな感じで、グダグダと書きなぐったような記事になってしまうけれど、30歳になった今の私が考えていることはこんな感じという記録なので問題なし。

8月から、毎月1回活動を開始しはじめた2020年。

今のところは「助産師さんとの座談会」を開催することで、子育てママパパの意見を聞いたり、不妊に悩む人の意見を聞いたり、私と同じようにまだ妊娠についてよく考えていない人の意見を聞いたりして、少しずつ形を掴んでいるところ。

コロナもあるから、後半はオンライン座談会という形にしてみて、とにかく実践して調整して、を繰り返している今。少しずつ賛同してくれる方も増えてきて、来年はもっと動こうと思えている今。



…そう。今ね、今。

いま、2020年12月31日なんですよね。

えーっと、10月15日に途中まで下書きしてあった記事をそのまま忘れてまして、うん、そう、書き足してるんですよね。大晦日の夜11時に。いや、お風呂に入ってる時から書いてるから、なんだかんだで2時間くらい書いてるんですけど、なんかもう年末のまとめとかやる時間ないなーってなって、しかも今年は自分が思っていた以上に色々と新しいことをスタートしてて、まとめるのも一苦労だなーなんて思って、で、こうなりました。

仕事いろいろしたよね2020年。

そういやマネキンさんもやってたよね、もう忘れてたけど。試食のおばちゃん、立ってるの大変よ。ポスティングはダイエットには良かったけど、あれ辞めてからコロナ自粛やら暴食やら寝不足の多い一年だったりして、結局2019年の最後2ヶ月(退職後)に減った7キロが見事にリバウンドして、トータル14キロ増になったりしてさ。いや現在進行形で増加中なんだけど。←

個人的にもいろいろあったよね2020年。

施設で琴の演奏をするために、不動産繁忙期にどうにかこうにか練習する時間を作ったけど、それも無期限延期になっちゃったりとか、ゆきだるまとファンミーティングを企画してみたけど、それも実施するにはハイリスクすぎる社会になってしまったりとか。コロナによって「会う」ことは難しくなってしまったけれど、今年はTwitterを通して知り合えたたくさんの素晴らしい先輩方やパートナーがいました。Twitter上でしかやり取りしたことがなくても(一度も会ったことがなくても)、本当に好きだなぁと思ったり、仲良くして下さったり、図々しいお願いにも快く協力して下さったり…。山梨でふつーに仕事してたら絶対にお話できなかっただろうな〜と思う方ばかりで、でもお話できるようになって幸せだな〜なんて思ったり、とにかくTwitterで私にかまって下さる方々には感謝しかない1年でした。好きなのよ、あの人もこの人も。最近はあんまり絡みがない人も、いいねだけで繋がってるような人も、いつもリプしてくれたりして仲良くしてくれる方も。好き。


あと、夫婦単位でいちばん大きな変化は、マイホームを決めたことですね。山梨なのに。住宅メーカーで働いてたから、戸建てが欲しいなと思ってたのに。予算もオーバー気味だったのに。不動産価値を考えたら、まぁいいかと落ち着いてしまい、まさかの新築マンションを契約することになりました。なぜあんなにスムーズだったのか。これまで中古物件を何度か見に行ってみたけど、全然うまく進まないから(あ、我が家は買えない人なのかも)まで考えたりもしたのに、今回は意外なほどあっさり。

旦那氏が初めて「買ってもいい」と思ったからに他ならないんですが、やっぱりこういうのは「人生はタイミング」なんだな〜と改めて実感した出来事でした。建物が完成するのが2021年11月頃、引き渡しが2022年1月予定なので、来年の我が家は【大絶賛!収入アップキャンペーンを実施】したいと思います。いや、しなければならない。住宅ローンが待っている。山梨だけど、場所的に駐車場代が高いんだ。でも2台必要なんだ。引越すときには、家具家電を買い替えたくなるに違いないんだ。ぜったい足りない。まじでやばい。だから、来年は貪欲に、収入アップの為に動きます。特に不動産。そのための不動産の仕事と言っても過言ではない、よし、稼ごう。


今年は、働き方を変えて、収入源を増やして、とにかく一年中ドタバタする2020年でした。来年はその部分の時間の使い方や働き方、選び取り方を調整しながら、より効率よく収入が上がる1年にしたいと思います。きっと、できる。なんたって住宅ローンがこわいから!!!!こんなことを考えている年の瀬です。あと20分位で、もう年明けなんですけど。


うれしかったこと、かなしかったこと、素敵な仕事仲間がいたこと、協力してくれる方がいたこと、とりあえず開業届を出したこと、プレコンセプションケアという言葉を知ったこと、任意団体を共にスタートしてくれる方ができたこと、素敵なプレゼントを頂いたこと、きっと来年もTwitterが楽しいこと、この先も面白いことが待っていること。


なんだかとても気分の良い、大晦日です。


来年は、メインの仕事(会計事務所のパートと不動産会社のバイト)は変える予定もないので、個人事業主としてのサイトを作って、任意団体もNPO法人化を目指して進んでいく予定です。


(あと、少しずつ進んでいる例のアレが実装(?)されたら、去年お世話になった甲府市主催の起業等支援のところにも顔を出しにいこうと思います。お世話になった分、私にできることはお返ししたい。その方法の一つになると思うので、来年はアレが進められそうなのも楽しみな今です。)


また超長い記事にしてしまったけれど、とりあえずギリギリまで振り返りができて良かったです。うん、書いてないことも多すぎるけど、あれもこれも書きたすぎるけど、タイムリミットが近くてね☆(ひどい話だ)


2020年は、濃厚すぎる1年でした。

私に関わって下さった全ての方が、私にとって必要な方でした。そして、来年も私と関わってくださる方には、また(この子はどう進むんだろうな〜)と楽しんで頂けるように成長したいと思いますので、2021年も何卒よろしくお願いいたします。

来年は丑年、がんばるぞー!ンモーーーーー!!

サポートして下さったあなたがいる、という気持ちを忘れず、より一層やる気を出して活動していくために使わせて頂きます。