見出し画像

投資×SDGs~投資は社会の役にも立つ~金融リテラシーチェック付!

こんばんは、FPむーです。
このnoteは、金融リテラシーをあげるnoteです。

でも、ふとこんなことを思ったことありませんか?

「金融リテラシーって言うけれど、そもそも私たち、金融リテラシーがどのぐらいあるのだろう?」って。

ということで、金融リテラシーがあるかどうか、チェックしてみましょう!ここで言う金融リテラシーとは、知識面ではなく、日々の生活のことです。

超簡単!金融リテラシーチェック

★超簡単!金融リテラシーチェック★
1.自身の収支を把握している?
2.経済情報を日常的にチェックしている?
3.投資の長所、短所を理解している?
4.ライフプランに合わせて資金計画を作成したことはある?

○×で答えてみてください。
どうでした?

画像1


ちなみに、20-30代は、こんな感じだそうです。

★超簡単!金融リテラシーチェック★
1.自身の収支を把握しているか?→24%
2.経済情報を日常的にチェックしているか?→12%
3.投資の長所、短所を理解しているか?→10%
4.ライフプランに合わせて資金計画を作成したことがあるか?→10%
ー(出所)グッドマネージャー「金融リテラシーに関するアンケート調査」(2018.4.28日経新聞夕刊1面より)

ぜ、全体的に低い…!!

画像2

特に、このあたりが気になりました。

2.経済情報を日常的にチェックしているか?→12%
3.投資の長所、短所を理解しているか?→10%

でもね、これ、当たり前の結果なのです。

なぜかって?

画像3


◆日本人の金融リテラシーが低い理由

金融や経済、投資について、学校で教わる機会はほとんどなかったからです。いや、社会人になってからもないですよね。

それなのに、財テクの失敗や詐欺などのニュースを通じて、お金の悪いイメージは増えています。中学生高校生を対象に、お金に対するイメージについて質問すると、8割弱が「汚い」と答えたというデータがあります。

そう、金融に対するアレルギーが強過ぎるのです。

金融に対するアレルギーが強いから、「お金について知ることは良くないこと、汚いこと」というイメージが先行しちゃう。だから、お金に関して勉強をするきっかけも機会もなくて、その結果、お金に関する基本的な知識を持たないまま大人になっちゃう。

でも、大人になってもお金の知識が乏しいと、資産を守ることもままなりません。

ここまで読んで、こう思った人もいるはず。

「言いたいことは分かるけど、お父さんお母さんだって、おじいちゃんおばあちゃんだって、お金の知識なかったけれど、今普通に生活できているよ?特にお金に困っていないよ?だからお金の知識なくても、普通に働いて生活する分には、困らないんじゃない?」

画像4

そうなんです。今の70代80代は、お金の知識がなくても全然困りませんでした。たぶん60代もギリギリ逃げ切れる世代かなぁ。

じゃぁ、なんで60代~80代は、お金の知識がなくても困らないのに、今の現役世代は、お金の知識がないと困るのかって?

◆なんでお金の知識がないと困るの?

理由は2つ。

1.社会全体の仕組みが変化したから
2.人口構成が変化したから


まず1つ目。日本人がこれまで、お金に関する知識が乏しくてもやってこられたのは、終身雇用で賃金は毎年上がり、年金も約束通り支給されるという、社会全体の仕組みがあったからなんです。

しかし、時代は変わりました。社会全体の仕組みも変わりました。この記事でも書きました。

「お国のために」働いていた戦前、「会社のために」働いていた戦後、「自分のために」働いている今。圧倒的に構造の変化が起きています。


少し前に流行った「LIFE SHIFT(ライフ・シフト)」にも似たようなことが書いてあります。

この本、人生100年時代をどう生きていくかのヒントがたくさん載っているので、オススメです!


話をもとに戻しましょう。

ということで、「なんでお金の知識がないと困るの?」の理由の1つ目は、「社会全体の仕組みが変化したから」でした。

では次に、2つ目の理由である人口構成の変化について。人口構成の変化がどういう感じがご存知ですか?人口比率が変わっているということは知っていても、実際にそのスピードがどれだけ異常なのか、知っている人は少ないのでは?ということで、どんなスピードで変化しているか、見てみましょう。

例えば1970年。今50歳の人が生まれた頃。今70歳の人が働き出した頃。この1970年は、高齢者ひとりを現役世代10人で支えていました。

画像5

それが、2000年には、高齢者ひとりを現役世代4人で支えることに。いま20歳の人が生まれた頃、いま40歳の人が働き出した頃ですね。
高齢者ひとりを支えるのが、現役世代10人→4人という変化。これ、わずか30年の間なんです!!

画像6

さらにその20年後。いま。
2020年は、高齢者ひとりを現役世代2人で支えなければなりません。

画像7

(イラストは1:1ですが。)

そりゃ、現役世代10人で高齢者ひとりを支えていた時代なら、現役世代4人で支えていた時代なら。特にお金についての知識がなくても、リタイア後に生活できるよね。だって、たくさんの現役世代が働いてくれるから、年金もじゅうぶんにあるもの。

でも、現役世代2人で高齢者ひとりを支えないといけない時代なら、無理!国の制度(年金制度)だけでは、自分の生活をしていくことさえ無理。だから、お金に関する知識をつける必要があるのです。税金、投資などの知識を身につけておく必要があるのです。

まぁ簡潔に言うと、時代の変化に対応していこうね!ってことです。


時代の変化に対応するには、金融教育をする必要があると、私は感じています。


◆SDGs×金融教育

世界でもリーマン・ショックを機に金融教育の大切さが改めて認識されつつあります。2012年6月のG20首脳会議の宣言にも、金融教育を広める重要性が盛り込まれました。

また、最近ではSDGsにも盛り込まれています。

SDGs は、教育を通じて、すべての人が持続可能なライフスタイルを送るために必要な知識を習得することを目指しています。様々な金融サービスを適切に活用しながら人生 100 年時代に備えた資産形成などを進め、1 人 1 人が経済的に自立した持続可能な社会を実現するためには、金融経済教育を通じて金融リテラシーを高める必要があります。
大和総研2019.8.21のレポートより)


さらに、金融知識があると、自分のためだけでなく、社会にとっても役に立つんですよね。

人生100年時代の資産づくり。どうせなら満足感や達成感のある投資によって実現したい。自分の投資が社会に役に立っていると実感できるものがいい。
(日経新聞2020.10.21(水)朝刊29面未来)


例えば、コロナで経営に困った飲食店やスポーツチームを救済するクラウドファンディングに、多くの寄付が集まっているそうです。しかもほとんどが個人。

「社会を良くするために自分にできることをする。」

しかも、寄付じゃなくて投資だと、応援した会社が「あなたが応援してくれたおかげで頑張れました!」ってなったら、リターンも返ってくるわけで。会社も万歳、あなたも万歳、そして巡り巡って社会も良くなる、と。みんながwin-win-win!!

野村アセットマネジメントの中川社長も、こうおっしゃっています。

投資を通じて世の中を良くすることが、私たちの最大の役割。
SDGsへの取り組みは、経営のど真ん中のテーマだ。」
―野村アセットマネジメント中川順子社長



『投資は自分のためだけなく、社会の役にも立つ』


この考えがもっと日本に広まれば、1800兆円の個人金融資産の選択肢の幅が広がるだろうなぁと思う今日この頃です。

そして、「投資は自分のためだけなく、社会の役にも立つ」という考え方を少しでも広めるために、日本人の金融アレルギーがなくなる世の中になるために、私たちの金融リテラシーを少しでもあげられるようにするために、

私は今日もnoteで情報発信をし続けます。
あなたの役に少しでもたつと嬉しいです。


2020.10.26むー(3284字)

ありがとうございます!サポートとても嬉しいです。いただいたサポートで、娘に絵本を買っています。