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ナスダック、なんでこんなに上がっているの?Part1
こんばんは。
FPむーです。
コロナショックの後の株価の動きで、特に注目されているのがナスダック(Nasdaq)。連日、最高値を更新していますよね!
ざっくり1年で8,200→10,500になりました。
コロナショックで一時期6,900ほどまで下がったのに、コロナショックからの回復のスピードはすごい。もうコロナ前に戻った…どころではなく、コロナ前の水準を上回っています。
なんで、ナスダックがこんなに上がっているかって?
と、その前に!
ナスダック市場の、10,547という、この数字。
10,547って何か知っていますか?アメリカだから円ってことはないですよねー!10,547ドル…?
10,547まで上がったこの数字。何を基準にしているか知っていますか?
実は、1971年2月5日の時価総額を基準として、その値を100としているのです。50年前に100だった数値が、今や10,547!!50年前に100万円投資していたら、今や1億500万円になっているってことですね!すごい!億万長者!50年前だと私まだ全然生まれてないけど!
そんなナスダック。今とても注目されているナスダック。気になるけど値段が上がりすぎてなかなか買えないナスダック。
みんな気になるナスダックについて、がっつり解説していきましょう。
そもそも。ナスダックって言っているけれど、ナスダックって何か知っていますか?アメリカの株価指数ってことは分かっている人も多いと思うのですが、どういうものでしょうか?
◆アメリカの主な株価指数
アメリカには主な株価指数として以下の3つがあります。
・NYダウ
・ナスダック総合指数
・S&P500
・NYダウ
正式名称は 「ダウ工業株30種平均」で、アメリカで最も古い株価指数。意外と30銘柄だけなんやで。アメリカを代表するクオリティの高い企業の動きを見るのにはいいけれど、米国市場全体の動きをあらわす指標であるとは必ずしも言えません。
・ナスダック総合指数
ナスダックに上場している全銘柄が対象。だから3,000銘柄以上。1971年2月5日の時価総額を基準として、その値を100としています。今や100倍以上に!
・S&P500
NYSEとナスダックに上場している企業から代表的な500社を選定して算出。アメリカのスタンダード・アンド・プアーズ社が定めている株価指数なので、この名前です。NYダウとは違い、両市場の500社をカバーしている分散性から『アメリカの株式市場の状態』として世界から参照される指数になります。
ん?「NYSEとナスダックに上場している企業から」ってどういうことかって?
そもそもアメリカの市場って2つあるのです。
例えば、日本の東京証券取引所だと4つの市場がありますよね。
・東証第一部
・東証第二部
・東証JASDAQ
・東証マザーズ
これが、アメリカだと2つの市場があります。
1.ニューヨーク証券取引所
2.ナスダック
◆アメリカの2つの市場と、取引時間は?
1.ニューヨーク証券取引所(NYSE)って?
その名の通り、ニューヨークにある株式市場。大型の優良企業が多いです。なぜかって?上場審査が世界で最も厳しいと言われているから。かの有名なウォール街にあります。
みんなが知っている老舗企業が多いです。コカ・コーラ、ゴールドマン・サックスなど。日本だとトヨタ、ソニー、三菱UFJフィナンシャル・グループなども上場しています。
2.ナスダック市場って?
アメリカの新興企業向けの株式市場。今でこそみんな知っているマイクロソフトやアップルなど。日本だと任天堂、キューピー、日産自動車なども上場しています。
アメリカの市場の基本の取引時間は以下の通り。(前後あり)
現地時間で
9:30〜16:00
日本時間で
23:30〜翌朝6:00
22:30〜翌朝5:00(サマータイム:3月の第2日曜日から11月第1日曜日まで)
日本のようなお昼休みはありません。
この取引時間だから、日本が寝ている間に、アメリカの市場が大きく動くんですよね。「朝起きたらアメリカ株が下がってたー!おはぎゃー!」という現象が起こるのは、取引時間がこういう時間帯だからです。
アメリカの新興企業向けの株式市場であるナスダック市場。
そのナスダック市場に上場している全銘柄(3,000以上!)が対象となっている、ナスダック総合指数。
これが、市場最高値更新していて、10,000を超えているんですよね!
50年前は100だった数字がね。
1年前は8,200で、
コロナショックの3月には6,900ほどまで下がった数字がね。
今や10,000超え!
なんでこんなに上がっているの?これからも上がるの?ってところが気になりますよね。1つずつ解説していきましょう。次回は、「ナスダック、なんでこんなに上がっているの?Part2」です。
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