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それって、あなたの感想ですよね?

「それって、あなたの感想ですよね?」

ファミレスでの、隣の席で聞こえてきたセリフ。
わぉ、このセリフ、ネットじゃなくて現実世界で言う人いるんだ。


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そう、私は今日も今日とて、ファミレスにいます。先週に引き続き、今日もファミレス。集中してnoteを書くために。書きたいこと、めっちゃたまっているの。経済のこと、金融のこと、育児のこと、働き方のこと、女性登用のこと、選択的夫婦別姓制度のこと…

そしたらですね。
隣の人の会話が興味深くて、また思わず聞いてしまったのです。
またかぃ!って思うよね。
先週の日曜日は隣の席で保険の勧誘が始まったし、翌日祝日も不動産投資の勧誘が始まった。金融営業を10年以上やってた私としては、思わず聞き耳たててしまうシーンばかり。

あかんあかん、何のためにファミレス来てん。集中してnoteを書くためやろ。隣の席の話を聞くためちゃうやろ!と自分に言い聞かせて。今日こそはがんがんnoteを書くぞと思ったら、冒頭のフレーズですよ。

「それって、あなたの感想ですよね?」


またまた、隣の席の会話が興味深かったので、聞いてしまいました。

男の子(推定小学校3年生ぐらい)とママとの会話です。日曜日10時頃。
2人は、ファミレスにてモーニングを食べながら、こんな会話をしていました。


ママ
「目玉焼きってさ、両面焼きと片面焼きがあるよね。前は片面焼きが主流だったのに、今は両面焼きが多いよね。なんでそうなったのかな?」

男の子
「知らん」
(一言だけかい!)

ママ
「ママは両面焼き派なんだよね。ちゃんと焼きたいの。でも片面焼き派の人もいるよね。」

男の子
「へぇ」
(また一言だけ!小学生の男の子、ママに対してちょっとウザイと思っている態度あり。)

ママ
「両面焼きかどうかとか、そういうところで人によって考えが違うんだよね。そういう違いを面白いと思う人と、疲れると思う人がいるんだけど、ママは疲れると思う派なんだよね。」

隣の席の私
(おぉ、そういう話の方向にいったか)

ママ
「考え方が違っていいのは、仕事だけでいいの。仕事なら面白いって思える。でも家でまでそれは疲れるの。パパは考え方が同じだからいいのよ。」

男の子
「・・・」

ママ
「何が言いたいかっていうとね、価値観って大事だよねってこと。色んな価値観があるの。例えば、この黄色いコップ欲しいと思う?」

男の子
「いらない」

ママ
「欲しいと思わないよね。じゃぁ赤かったら?」

男の子
「欲しい」

ママ
「だよね。ママも赤いコップなら欲しいの!価値観ってそういうこと。いいなって思うことが似てるの。例えばこの人ってどう思う?とか。ううん、人じゃなくてもいいや。このモノ、考え方ってどう思う?ってこと。」

そしたらここで、冒頭の発言が出たのです。

男の子
「それって、あなたの感想ですよね。」



(おぉぉぉ!ひろゆき氏みたいな言い方!!)

ママ
「それってあなたの感想ですよね、って言い方、ママ好きじゃないな。その感想を言い合いたいのよ。」

男の子
「学校で“それあなたの感想ですよね”って言う人いるよ。」


(あぁ、学校でこの言い方を覚えてきたのか)

ママ
「え、それ嫌われるよ?」

男の子
「でも嫌われていないよ。」

ママ
「えー、ママはそれ嫌い。ヤダ。なんか仕事してるみたい。それに上から目線じゃん、人は対等であるべきだよ。その方がいいよ。対等に感想を言い合いたいの。それが価値観なのよ。」

話はここで終わり、男の子は納得した様子で、モーニングを食べ始めました。ちゃんちゃん。

小学生の子どもに対して、なかなか興味深い会話をしているママだなぁと思いました。人の親子の会話を聞く機会って普通なかなかないんだけど、まさかファミレスで聞けることになるとは。改めて興味深いなぁと。ひたっていたら30分経っていました。あかんあかん。ちゃんとnote書こう。


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