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コロナショック、みんなどのぐらい不安なの?不安を数値化すると…

こんばんは。FPむーです。

前回書いた育児の記事がバズって、1日で1300以上のアクセスがありました。はあちゅうさんにRTされたというのが大きいのですが。

やっぱり経済や金融について書くよりも、育児の方が共感されやすくて読まれやすいんですね。ここは波に乗って育児についての記事を書きたいところ。

でも…今マーケットが大きく動いていまして、経済について「今このタイミングで」書きたい記事がたくさんあるので、今日は経済について書きます(笑)読みやすいので、経済に関心ない人もぜひ読んで欲しいです!

◆コロナショック、みんなどのぐらい不安なの?

新型コロナウィルス感染拡大の影響で、毎日株価が大きく動いていますよね。ほんま動きすぎ。1日で10%も上がったり下がったり…どうなってるねんって思いますよね。

株価が大きく動いていて不安になっているあなたへ。みんな、どのぐらい不安になっているのか、気になりませんか?

実は、投資家がどのぐらい不安なのかを表す数字があるのです。今日はその数字「恐怖指数=VIX指数」について見ていきましょう。

◆VIX指数とは?

アメリカのS&P500種株価指数のオプション価格から算出する数字。投資家が株価の先行きでどれぐらいの振れ幅を見込んでいるかを表す数字です。

え、説明が分かりにくいって?

めっちゃ簡単に言うと、

↑株安への警戒感が高まる→VIX指数が上昇
↓警戒感が低くなる   →VIX指数は落ち着いて下落
※平常時は10~20ぐらいで推移。30を超えたら警戒ライン。
この数字が特に高いと、不安度マックス、ということです。

という感じです。

VIX指数の数字は、投資家の不安心理を反映しています。日本語では「恐怖指数」。ネーミングが分かりやすいですね!

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◆過去のVIX指数は?

では、過去のVIX指数を、高い順に見ていきましょう。

2008年11月 80.9 リーマンショックのピーク時
2020年3月  75.5 コロナショック
2010年5月  45.8 ギリシャショック
2001年9月  43.7 アメリカ同時多発テロ
2018年2月  37.3 VIXショック
   (日経新聞2020.3.14朝刊3面より)

ちなみに今、最新情報を確認したら、3月17日のVIX指数は82.69まで上昇していました。げげげ。リーマンショックの指数を上回ったよ。3月20日は少し戻って66.04に。

そう、今回のコロナショック、とうとうリーマンショックの時のVIX指数を超えました。しかも警戒ラインの30超えどころではなく、80以上!リーマンショック以上の高い数字であることから、市場がかなり不安になっていることが読み取れます。

株価急落により、アメリカではサーキットブレーカーが4回も!そんなことってあるかいな。

サーキットブレーカー…価格があまりにも動きすぎた時に、強制的に取引を停止させるなどの措置を行う制度のこと。

韓国やタイなどアジア市場でも株式取引の一時停止が相次いでいる状態。

今回82まで上昇したVIX指数。ちなみに、逆に過去で一番低かった時は、2017年11月の「8.56」でした。


◆一部商品が取りやめ!?

アメリカの10年国債利回りまで、見たことないぐらい低い数字になっています。そしてアメリカの金利が下がったことによって、外貨建て保険の一部が3月後半から一部とりやめになりました。金利が下がりすぎると、保険商品がなくなるんですよね~。今までも、円建ての保険商品がどんどんなくなり、その後ユーロ建ての保険商品がなくなり…という状態だったのですが、「米ドル建て、おまえもか」という感じです。

米ドル102円~105台での、3月前半の高金利の時期の保険商品はお宝保険でした。このタイミングで契約したそこのあなた、期間限定のとてもいいタイミングだったよ!

しっかし、アメリカが緊急利下げしたのに、VIX指数は高いまま。鎮静化しないんですよね。

では、アメリカの緊急利下げはどのような内容だったのか。次回は、1%緊急利下げした、今回のFRBの政策について、ひも解いていきましょう。


前回の経済の記事はこちら。ここから読むと、より理解が深まります。


前回のバズった記事はこちら(育児)


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