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抗がん剤スタート〜入院1日目〜


お久しぶりです。

少し(というかだいぶ)日が空いてしまいました。

1月くらいのことですが、
2泊3日入院したときのことを書いておきます。

1日目 CVポートを入れる手術
2日目 抗がん剤1回目スタート
3日目 退院
という流れでした。

病院に着いたのは10時頃。
今回は4人部屋でしたが埋まってるベッドは一つだけで、おばあさんが窓側にいました。
私も窓側だったのでラッキー。

なるべく物音を立てないように荷物の整理をしていたら看護師さんが点滴を打ちに来ました。
毎度の如く点滴は失敗されますが2回目で成功したのでギリギリセーフです。

身の回りのものを配置して一息ついたあと
また看護師さんが来て検温やら血圧計ったりをされながら
「手術、11時20分から始まります」と言われました。

そんな速攻始まるの!?(そのとき10時50分くらい)
今日の予定はCVポートを付けるだけなんだけど
急すぎて心の準備が全く出来てない。
いやむしろ怖がってる時間が少なくてありがたいのか…

病室に慣れる間もなく手術室へと向かいました。
中にいた先生たちにも「さっき着いたばっかりなんでしょう?慌ただしくてごめんね」と笑いながら話をして少しリラックスできました。

でも手術中は怖すぎて気絶するかと思いました!!泣泣泣

局所麻酔だったんですが、鎖骨付近に注射されるのがなかなかの痛さ…。
自分に器具を入れられてるのも考えるだけで怖いのに、もっと怖いのが自分が切られてるのが分かること泣

「押されてるような感じがすると思いますー」って言われてるときに切られてるのが分かってしまって
もうほんとに怖かったです。

手術中はレジャーシート(笑)みたいのを体にかけられていて、
ビビりまくる私の手をシートの上から看護師さんが握るように手を乗せててくれて、それがあったかくて少しだけ安心しました。

親指の爪で人差し指、中指、薬指、と指の腹を爪でグーッと押して痛みを分散させようとしたり

お花見で泥酔してる人もレジャーシートの下で寝てたりするのかなとか(私のはレジャーシートではないけど)
いま手術室のドアから大量の犬が入ってきたらめっちゃ面白いんじゃないかとか

とにかく気を紛らわせようと必死でした。

ぐぬぬぬ…と耐え続け、
終わったような雰囲気が出ていたので少し気を緩めていたら

「これから傷口を縫って終わりですからね〜」と言われ
再びぐぬぬぬ…

そんなこんなで無事にCVポートを入れる手術は終わりました。

疲れすぎて魚みたいな顔になってました

今日はあとはゆっくりするだけ。
と思いきや。

夕方、担当の看護師さんに呼ばれました。
急に別室へ連れてこられたので何事かと思いました。

看護師さんは私に、今後妊娠したいという気持ちはあるか聞いてきました。

唐突だったので面くらいました。
ですが正直に「出来るならしたいと思っている」と答えました。

続けて卵子凍結の話はあったか聞かれたので
婦人科の先生にもうスケジュール的に出来ないと言われたこと。
その方法が乳がんには良くないということ。
ありのまま伝えました。

そのときの記事はこちら↓

すると、その看護師さんは「乳腺科の担当の先生に聞いて、抗がん剤を待てそうだったら卵子凍結をやりたいか」と言ってきました。

…え?

看護師さんは私のことを思って言ってくれたんだと思います。

ですがそのときの正直な気持ちは、
いざ抗がん剤治療を明日に控えてやるぞという気持ちに切り替えていたのに、なんで今そんなことを聞くんだろうとただただ疑問でした。

もう夫にも母にも出来ないということを伝えていて(2人は元々卵子凍結にあまり乗り気ではなかったし)もう済んだ話だったのに

私「もし出来るとなっても私だけじゃ決めれないので…」
看護師さん「とりあえず先生に聞くだけ聞いてみますか」
私「はい…」

もやもやしました。とても。
夫に電話で話すと「え、その看護師大丈夫?」とキレ気味に言われました。

結局先生からはもうスケジュールを変えられないとのことで、
ただ感情を揺さぶられて終わりました。

そしてトドメを刺すように
「(妊娠を)諦めたとき、夜寝れなかったりしたんですか?」と聞かれ
思い出して大泣きしてしまいました。

終始、なんだったんだろう、この看護師さん。
すごいびっくりして大慌てでティッシュ持ってきてくれたけど
良かれと思って行動したことがかえって相手を困惑させることもあるんだと逆に学びました…。

そんなことがあり
痛み止め飲んで1日目は終わりました。

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