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乳がん〜妊娠と流産のこと〜

針生検の結果が出るまでは
これまでと変わらずいつも通り生活していました。

少し期間が空いたせいか胸のしこりに対する不安は軽くなっていて
ズーンとした違和感も気にならなくなっていました。

それよりも「妊娠しているかもしれない」と、
明るい気持ちでいることの方が多かったです。

私は現在息子が一人います。
2021年生まれの1歳です。
むちむちしていて可愛いです。

元々もう一人欲しいと思っており
2022年の9月に一度妊娠しましたが
初期流産となり会うことはできませんでした。

ちょうど妊娠検査に行く前日に
大量に出血してしまったので
もう半分諦めていましたが、
産婦人科の先生から改めて
「今回は残念ですが…」と告げられるのは
分かっていても結構辛かったです。

こんな風に、妊娠したいと望んでも
上手くいかなかったり
流産の可能性もあったり
そしたらまた次の生理を待ち、排卵を待ち…

本当に「授かれる」ということは奇跡だと
つくづく思います。

余談ですが、
その日の帰りのタクシーでしくしく静かに泣いていたら
運転手さんびっくりしたのかメーターを付けずに家まで着いてしまって
タダで大丈夫ですと言われ
かなり得したせめて初乗り料金くらいは出せばよかったと思いました。

そんな出来事が前回あったので
再び妊娠できたかもしれないと
かなりワクワクしていました。

期待どおり検査薬は陽性でした。
嬉しすぎて小躍りしました。

夫も喜んでくれましたが、前回の流産でかなり落ち込んだ私の姿を見ているので
「まだ油断しちゃいけないからね!」と笑いながら言っていました。

私はどちらかと言うと感受性豊かで一喜一憂しまくるタイプで、
対して夫は性格は明るいけど常に冷静というか俯瞰で見る人なので
いつも浮つく私にブレーキをかけてくれます。

この頃も、いま現在も
夫はずっとブレずに私を支えてくれて
本当に感謝しかありません。





妊娠報告はまだしませんでしたが、
母に胸のしこりのことや検査待ちだと言うことを話しました。

すると母も40代の頃に、同じように胸にしこりを見つけて病院に行ったと話してきました。

そのしこりは良性のものであったけれど
のちに悪性に変わる可能性もあるということで
しこりを取る手術をしたそうです。

知らなかったので驚きましたが、
それと同時に少しホッとしました。

単純に
「お母さんが良性なら娘の私だって同じだろう」
と思ったからです。

それを聞いてから
私もちょっと手術したら終わるんだと
安心しきっていました。


この頃を思い出すと苦しいです

結果を聞くまでは、
私含め周りも大丈夫だと思っていました。

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