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抗がん剤→脱毛 を知らなかった私

昔、通勤電車でたまたま目に入った吊り広告が
やけに印象に残っていて

「胃の痛みは なった人しか分からない」

というようなキャッチコピーでした。


元々グロいものが得意じゃない私は
医療系のドラマやドキュメンタリーなど
全くと言っていいほど見てきていません。
(手術のシーンとかヒィィィってなるから)

ニュースでやってる
ワクチンを注射してる映像もあんまり見たくないくらい。

それに今まで
風邪も全然引かないインフルエンザもなったことない
骨折も病気もない体だったので
「医療」という言葉からは遠くかけ離れた生活を送ってきました。

こんなに無関心な私だったので
もちろん「抗がん剤」のことも全く知りませんでした。

がんなどの病気をテーマにした映画は
数多くあると思いますが
思いつくメジャーなものだと
セカチューとか
余命2ヶ月の花嫁とか…?
ほんとそのくらいしか知らないし古すぎる汗
(あと世代的に恋空とかもある懐かしい)

そういった作品の中で
闘病中の人が深くニット帽を被ってるイメージはありました。
それは病気のせいで、もう末期だから病気の症状で髪がなくなっちゃうものなんだと今まで勘違いしてました。

抗がん剤治療を始めることを病院から知らされて
どんなものかネットで調べて

それでやっと、抗がん剤の副作用で「脱毛」があるということを初めて知ったんです。

さすがに無知すぎますか?汗

言い訳になってしまいますが
本当に今まで健康すぎて病気を知ろうとするタイミングがなくて
芸能人が○○がんになった等のニュースも勿論他人事で
何年か前に親戚が乳がんになったことを耳にしたときも

私のような人間って自分がいざこうなってみないと
それまで関心を持つことはないと思います。

去年の12月に自分が乳がんと分かってから
もう既に色んなことが起こりました。

冒頭のキャッチコピーの話に戻りますが
胃痛になった人にしか胃痛の痛みが分からないように

病気には、なった人にしか分からないことがあって
これから抗がん剤治療を進めていく内にもまた色んなことが起こり、その度に色んなことを感じ、考えていくと思います。

まだまだ分からないことがたくさんありますが
ここに正直に気持ちを書いていって
同じ境遇の方に分かるーと思ってもらえたり
自分の気持ちの整理を付けることができたらいいなーと
ほわーっと軽めに考えた日でした。


いやでも脱毛は結構ショック…
夫に話したら「知らなかったの?」と逆にびっくりされました。

とりあえず抜けたときに長いと大変らしいので
ばっさりショートにしました。
は〜髪抜けるの怖いな〜

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