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「変な問い合わせが多い」というお悩みについて

こんにちは。佐々木です。

先日、同業の家庭教師さんからこんな話を聞きました。

家庭教師として独立して、最近問い合わせが増えてきました。
それは嬉しいことですが、変な問い合わせも増えました。料金だけを聞いてくるとか、自分のターゲットとするお客さんじゃない人とか(例えばすごく遠方の人など)です。
どうにかならないものですかね。

私はほとんどブログのみで集客を行なっていまして、その話をすると同業の方から「どうやっているのか教えてほしい」と言われることがあります。それで、畏れ多くも情報共有させて頂いた方に近況を聞いたら、↑のような話がありました。

「自分の意図しない問い合わせが多い」というお悩みですが、これについて思うことを書いてみたいと思います。


先日某フリマアプリで買い物をしようと思い立ちまして、良い商品を見つけたんです。

早速購入するぞと喜び勇んで、説明を見たら

「神経質な方のご購入はお辞め下さい」
「クレームは一切お受けしておりません!」
「一切値下げは致しません!」
「値下げ待ちのいいねは禁止」

と書いてあるのを見つけ・・・
親指をそっと横に逸らしました。

フリマアプリには色んな人がいますから、変な人から買われたくないというその気持ちはよくわかります。

ですが、これを書いてしまうことで「この人は面倒な人」という印象を与え、買う側も警戒します。お客さんは去ってしまうでしょう。
結果、売れるものも売れなくなります。
そうなれば本来の目的である「良い人に買ってもらう」とか「気持ちよく取引する」という目的からは離れることになります。

(その後、その商品は大幅値下げされていました。値下げしないんじゃないんかい。)


「変な問い合わせはお断り」と掲示することはもちろん可能ですし、そこは出品者の方の自由なわけですが、そこには言外のメッセージが生じます。「わたしは面倒な人間ですよ」というメッセージが。

そして素晴らしいお客様がこれを見て、いい気持ちになるはずはありません。実際いいお客さんを逃しています。私という良客を←


というわけで、問い合わせフォームに「変な問い合わせ禁止」と書いてしまうのは無意味どころかマイナスです。

というわけで、お問い合わせに関してスクリーニングしようとするは結構難しいというのが私の意見です。変な売り込みは来たところで無視すればいいし。店舗を構えたら賑やかしの人がやってくるのは宿命ですからね。「人気者になったなあ」くらいの気持ちで流しましょう。


そしてもう一つ。私が独立する前に読んだ本にこんな言葉がありました。

お客様は自分の鏡です。お客様の悪口は自分の悪口ですよ。

この言葉は当時の私に突き刺さりました。

安いものばかりを求めて、すぐ「値引きしろ」というお客様ばかりがくる人に限って「徹底値下げ!」とか「さらに安く!」と喧伝している。

さらに、お客様からぞんざいに扱われているお店は「お客様は神様です」「お客様のご要望に全力で!」と、自ら自身が奴隷のように表明してしまっている、とのことでした。

そういう態度を取るから、お客様からそのように扱われてしまう、ということですね。

なので、変な問い合わせや意図しない問い合わせがあるときは、こちらにも何かしら問題がないか、確認する良いタイミングなのではないかと思います。

料金をきちんとサイト上で提示しているのに「いくらですか?」と聞いてくるお客様が多いなら、料金ページへのアクセシビリティが悪いのかもしれません。

「場所はどこですか?」と何度もきかれる場合、地図がうまく機能していないかもしれません。

このように、お客様が問い合わせをせざるを得ないような問題が起きているかもしれないのです。そして損失を起こしているかもしれない。

これは勿体ないことなので、おかしいな?と思う問い合わせがあれば自社のページを見直すタイミングなのだと考えてみるのがいいと思います。

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