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全部同時に手に入れようとしない

優先順位の大切さをあらためて

二兎を追うものは一兎も得ずということわざもあるけども、最近改めて、生きる上でなんとなくテーマを設定して優先順位をつけるのって大事だな、と思ったので記録しておく。

ここ最近は師走感があって、仕事でいくつか山場があるので忙しく働いている。
毎日夜遅くまで働いても、やるべきことがどんどん溢れてくるような状況で残業の日々なのだが、ほんの3ヶ月前までは毎日11時出社で18時とかに帰宅していて超ホワイトな働き方を数ヶ月間していた。

7月に結婚式をしたのだが、それまでの4ヶ月間くらいは結婚式準備に一番のプライオリティを置いていて。ダイエットのために毎晩仕事終わりにホットヨガに行っていたし、なんなら仕事中も「席札どうしよう」とか「引き出物は!?」とか結婚式準備のことを考え、合間に余興準備などもちょこちょこやっていた(おい)。

部署異動もしていないので仕事内容は同じなのになぜそんな働き方ができていたのかというと、言ってしまえば仕事のプライオリティが下がっていて、手を抜いていたんだと思う。
もちろんやるべきことはちゃんとやっていたけど、振られた業務以上の、プラスアルファのパフォーマンスを出そうとはその時期思っていなかった。
今の部署の歴もある程度長くなってきたので、悪くいうと惰性で仕事してたんだと思う。

結婚式はビジネスではないし完全に自己満のものだけど、人生で多分1回のことだしたくさんの大切な人を巻き込むということで、その準備は思った以上に大変だった。
本業の他にもう1つプロジェクトを進めているようなものだ。

だけど、それはそれで自分的にはよかったと思っている。ここで、仕事も2000%の力で両立させるぞ!!!と思っていたら成り立っていなかったと思う。

そして結婚式が終わった今、私の中でのプライオリティ第1位は完全に仕事になっている。
これまでやったことがなかったことに挑戦し、自分の中ではそれまで以上に主体的に仕事に取り組んでいるつもりだ。

人生はこんな風に、ある程度「自分が何を目指していてどうなりたいのか」という想いに沿って、その時々の優先順位を定めることが必要だなと思うのだ。

子育てって大変そうだけど……

先日Abemaプライムという報道番組で、男性の育児鬱についての特集をしていた。
私は今子供はいないが、SNSなどで育児についての話題を目にするたびに、やっぱ子育てってめちゃくちゃ大変そうだな……子供は好きだしいつか持てるなら子供を産んでみたいけど、今すぐには厳しいかも。しばらく自分の時間なんてなくなるし……と思っていた。ひとたび子供を持ったら、その後はずーーーっと「子供以降の人生」が始まるというか、自分のことなんて全くできなくなる、と怯えていた。

だけど、その番組の最後に平石アナが、「子供が生まれたら確かにしばらくは子供中心の生活になって、自分の時間はなくなる。だけどその期間は永遠にそうなわけじゃなくて、終わりがくる。そしてそれは思ったより短い。子供が育った後の人生の方がよっぽど長いんだ」ということを言っていた。

当たり前なんだけど、私はそこで目から鱗が落ちたような感じがした。
子育ての時間って途方もなく長くて、自分の若い時間が取り戻せなくなるように思っていたけど、意外とそうじゃないのかも、と思えた。
限りあることなんだ、と。

だから、子供を持ちたいと思ったら、その時は覚悟を決めて、一定期間は育児を最大のプライオリティに置くべきだ。
だけどそれは一生じゃない。
最大限にその時間をやり切ったら、また別のテーマが優先順位のトップに来る時期がやってくる。

3つ以上の物を持つのはむりや

思えば、長期的スパンの話で考えると深刻になりがちだけど、日々の生活でも同じじゃないか。
私は例えば家を出る時、3つ以上の荷物を手に持っていると必ず何かを忘れる。
カバン、スマホ、という2つまでの持ち物なら大丈夫だけど、そこに紙袋が加わるともう大変。その上マスクやら鍵やらの細々とした持ち物が加わると、絶対に何かしらのミスをするのだ。
物理的な持ち物だけでなく、to doが3つ以上同時に溜まると脳内では処理できなくなる。必ず何かしら取りこぼす。
だからそういうときは、持ち物を1つの大きなカバンにまとめたり、to doを紙に書き出したりする。
人間3つ以上のテーマを持とうとしても無理なのだ。

選択肢が広がっている時代、あれもこれも手に入れたいし、それができるような錯覚を覚える。
だけど人にはキャパシティがあるし、全て両立できているように見えても、やっぱり同時に全てに全力を注ぐことはできないと思う。

今私はこれに全力を注ぐターンなんだな、とある意味で諦めて、しなやかに力強く、やりたいことを叶えていこうと思った今日この頃。
とりあえず年末、そして1月は忙しくなりそうだ。

みなさん何かとバタバタする師走、身体は大切にしながら、やりきっていきましょ〜。

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