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経験のないことを知る

この春に卒業する皆さんおめでとうございます。

『新しい生活が始まることに期待と不安があるかと思いますが、間違いや失敗を恐れずに、果敢に挑戦して行って欲しいと思います。』

なんて言う定型文をよく聞きますよね。

誰しも初めての慣れない事は、失敗したり、間違ってしまう事もあって、周りの人に迷惑をかけてしまう事があるかもしれません。

僕自身も急に演奏の仕事が沢山あった訳でもないし、演奏が止まってしまって冷や汗をかいたり、楽譜の構成をすっ飛ばして共演者に迷惑をかけたり…兎に角、色々やらかしてます。

しかし、それを知って成長したり学ぶことも沢山ありました。

『経験のないこと』

を知れば、次に同じような場面に遭遇しても、こう言う時はこうすればいいんだ、と新たに対処する事ができます。寧ろそれを知らないで進んで行く方が、危ないのではないかと思います。

そんなの当たり前だ、みんなそうやって成長してるんだ、そう言う声も確かに多いと思います。

でも、最近僕が感じるのは、最初から完璧を求め過ぎているように思います。
それは本人もそうだし、周りの人もそうです。
一概には言いませんが、始まったばかりだよ?と感じる事もあります。

就職したばかりの会社、始めたばかりの習い事、慣れない学校生活、新しい環境での対人関係…みんなが同じような性格ではないし、習得していくペースもそれぞれ違うでしょう。

もちろん仕事となれば、即戦力が必要な場合もあると思いますが、とは言え、最初から全てがうまくいくとは思いません。

経験のないことを知る』
僕もまだまだこれからそう言う事があると思います。
でもそこで上手くいかないからと、その度に自分を責めたり、周りから責められるのはちょっと違う。
そうなってみないと分からないですからね。

だからこそ、周りの人で未経験の人がいたら、思いやりをもって接したい、接して欲しいと思うのです。

あまり最初から全力で走ってしまうと、息切れも早くなるので、スローペースでスタートしてみる、それでもいいんじゃないかなと思います。

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