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読書感想文

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#心理学

『反応しない練習』を読みました

生きやすくなる心の持ち方 何度も読み返した1冊です 【ブッダの教え】 無駄な反応を止めることで 悩みから抜け出す方法 ① 悩みを理解する苦しみの原因は「執着」という心の反応 人生には悩みがつきものと受け入れる 今の心の状態を言葉にする 心の外にある感覚を意識する ② 無駄に判断しない判断判断 = 決めつけや思い込み = 執着 良い悪い、好き嫌いなどの「判断を止める」 自分の価値にこだわる心を手放す 私を否定せず、ありのままを受け入れる 自信(自分を信じる)には体験

『スピリチュアルズ 「わたし」の謎』を読みました

ルイス・R・ゴールドバーグが提唱した「ビッグファイブ理論」と言われる個人の性格に関する学説があります。 著者の橘玲さんがそれをさらに分析分類して8つの要素に分類した本です。 いろいろな心理学がありますが、その総まとめでありながら土台でもある内容です。 プロファイルを使ったタイプ別の心理操作は「なるほど!」と唸ります すべての人のパーソナリティはこの8つの組み合わせでしかない。 そしてそれを形成するのは、遺伝と環境 脳科学や心理学でかなり分かってきてはいますが、まだま

『影響力の武器』☆再読

ロバートBチャルディーニの書いた 有名すぎる自己啓発本 コントラストの原理 2番目に掲示するものが最初のものとかなり異なる場合、それが実際以上に異なっていると考えてしまう。 例えば冷水~ぬるま湯の場合に熱湯のように感じる。 返報性 他人が何かの恩恵を感じたらお返しせずにはいられない。 一貫性 一度決定を下したり、ある立場をとる(コミットする)と自分の内からも外からも一貫した行動をとる。 コミットメント効果の4原則 1. 行動を含む 2. 公衆の目にさらす 3. 努力を

『行動経済学』☆再読

ミシェル・バデリーさんの書いた本 用語集のように行動経済学の考え方、どんな考え方なのかザックリ全体的にまとめられています。 とりあえず行動経済学がどんなもののかを まとめて知りたいという方にオススメです。 限定合理性: 意思決定の制約、記憶力や数的処理能力の限界 環境合理性: 置かれた状況や場面で左右される 現実的合理性: 迅速かつ単純に判断を下す →時に系統的な行動バイアスに陥る 選択制合理性: 合理的になるタイミングを取捨選択 時に現状にしがみつく ★人間の

『幸せになる勇気』☆嫌われる勇気ほどは読んでないけど〜

先日『嫌われる勇気』について書いたので、 続編ともなっている『幸せになる勇気』を♪ 人は誰でも今この瞬間から幸せになることが出来る 人生における最大の選択「愛」 1)悪いあの人、可哀そうな私 あなたは他者の期待を満たすために生きているわけではない。 課題を分離する。 2)なぜ賞罰を否定するのか 叱ってはいけない、ほめてもいけない。 ほめてもらえないなら適切な行動をしなくなる。 自分の人生は自分で選ぶことが出来る。 3)競争原理から協力原理へ アドラー心理学では承認欲求

『予想通りに不合理』☆再読

ダン・アリエリーさんの書いた行動経済学の本。 経済行動学が流行り始めた頃に、ハマって読んだ数冊の本のうちの1冊。 実験の話なども織り交ぜられていて、とても分かりやすいです。 人間の行動の不合理さ…ちょっと笑える共感が盛りだくさんです♪ 経験を積んでもそこから学ぶことなく、 失敗を繰り返してしまう現状 行動の背後にある意志決定 人間の不合理性 不合理はいつも同じように起こり何度も繰り返される 目の錯覚に引っかかるように、心が見せる決断の錯覚に騙されてしまう 合理的と異なる