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キャリア迷子と目標

コンプレックスを起点に目標をたてると

賢いね
よく見えてるね
よく分かってるね

私は、そういう褒め言葉が大好物。少しでも賢くなるようにと、行動や目標を選んできた。

過去の自分を冷静に振り返れば、「賢い」「見えてる」「分かってる」という立ち位置から、私はずいぶんと離れた所にいる。フワフワとよく分からないまま、トンチンカンな言動をブッこき続け、ある程度経つと恥ずかしさと情けなさに耐えられなくなり、リセットボタンを押す。
そんな自分を変えたい一心で、賢く賢くとがんばってきた。

がんばれば、テストの点も上がり、進学して就職できたけど、それは、賢くない自分への嫌悪感を成績や偏差値で上塗りするように進んだだけのこと。
常に、崖下の自分と今の自分とがどれくらい離れているかを意識していた。

そんな目標達成には、ビジョンがない。
そして、必ず他者からの賞賛がなくては成立しない。
行き詰まるのも当然だった。

プラスの事を起点に目標をたてると

それならば、これからは、それを全部裏返して考えよう。

まずは、コンプレックスからではなく、プラスな何か、得意なこと、幸せな記憶、成功体験から目標を立ててみよう。

私の場合

  • 部屋を片付ける毎に、自分の事が分かり始めて、笑顔で居られる時間が増えたこと。

  • 丁寧に話を聴いたら、相手の首・肩の辺りから力みが消えて、表情が心持ち柔らかくなったこと。

  • 外国人のコンビニ店員さんとちょっと世間話をすると、妙に元気が出ること。

  • 闘病中の父の髪を切ってあげると、サッパリした、スッキリしたと、父が自然と微笑み、こちらまで嬉しくなること。

まず、日常生活の中で、心が湧き立つ瞬間を切り取る。
そして、その瞬間を増やしていけるように、未来を夢想する。
最後に、その実現に向けて目標を立てる。


私はいまのところ、整理収納アドバイザー1級と、キャリアコンサルタントを受けてみたり、日本語教師を始めてみたり、理容師の事を調べてみたり。それぞれ、じわじわと学び進めている。

稼げるかどうかは気にしない

整理収納アドバイザーやキャリアコンサルタントは、ネットで検索すると「稼げない資格」とやたら言われているし、実際本当に稼げない。

でも、このふたつを経なければ、日本語教師も理容師も目に入らなかった。人生、キャリア全体を主体的に動かすためには、必要な行程だった。
ある程度、キャリアの道筋が見えてくれば、当然稼げるかどうかは大切な観点。でも、一旦稼ぎは置いておかなきゃ、身動きが取れなくなる時期もある。キャリア迷子な時期はまさにそうだと思う。

まとめ

(キャリア迷子が)目標を立てるときのチェックポイント
「自分の短所ではなく、長所や良い記憶を起点にしているか」
「ビジョンに沿っていればOK、稼げるかどうかを最優先にしない」


と書きつつ、私はまだまだ道半ば。これを読んでくださった方がいたら、言いたい。いっしょにぼちぼちがんばりましょ。

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