「健康的な食生活を送っていれば、サプリメントを摂取する必要があるのか?」という記事

昨日は雨でやや気温が下がりました。
今日は、また最高気温27度と夏日の予想です。
明日も夏日予想に加え、黄砂飛来の予想もあり、
あまり外に出たくないなあ。

本日は、サプリメント関連の記事です。
Do You Need to Take Supplements If You Eat a Healthy Diet?.
HealthDay.
Mar 25, 2024.

 
ビタミン・サプリメントは大きなビジネスであり、アメリカ人は全世界の1770億ドル以上のうちおよそ450億ドルを、健康増進を目的とした錠剤、グミ、粉末に費やしている。約5900万人のアメリカ人が何らかのビタミン剤やサプリメントを常用し、毎年平均510ドルを費やしている。しかし、ほとんどの人はそのお金を無駄にしている、と専門家は言う。

 450億ドル=円安の今だと、7兆円くらいでしょうか?

一方、日本ではサプリメント市場は、
2023年見込(2022年比)
サプリメント市場 1兆678億円(0.3%増)とのことです。
(富士経済グループ プレスリリースより)

アメリカでは医療が高額になるなので、
サプリを積極的に摂取して、
病気の予防をするらしいですけど。

日本も今後そうなっていくのでしょうか?

「バランスの取れた毎日の食事は、健康を維持するために必要な栄養素をすべて含んでいる」、とペンシルバニア州立ヘルス家庭・地域医療部門臨床運営副委員長のマシュー・シルヴィス医師は言う。
「バランスの取れた食事をしていて、果物や野菜など栄養価の高い食品を食べることができれば、マルチビタミンもサプリメントも必要ありません。大まかな答えは、ビタミン産業が数十億ドル規模の産業であるにもかかわらず、ほとんどの人には必要ないということです。しかし、マルチビタミンやサプリメントが必要な人もいます。そして、それは個人差がある。」
特定のサプリメントが必要な人の例としては、以下が挙げられる:
①先天性異常を防ぐために葉酸が必要な妊婦
②カルシウムとビタミンDのサプリメントが有効な骨粗鬆症の高齢者
菜食主義者やセリアック病の人は、食事から吸収できない栄養素を補うためにマルチビタミンを必要とする。

高齢者の骨粗鬆症とか、
葉酸が必要な妊婦、その他特別な病気の方以外は、
普通に食事していればサプリは必要ないようです。

学生の頃、
パチンコ中毒で仕送りを初日に使い込んで、
栄養失調で倒れた人がいましたけど、
この場合は「普通の食事」ではないですね。


消耗の激しいトレーニングや激しい競争に定期的に参加する高強度のアスリートも、サプリメントに頼るのは正当化されるかもしれない、とペンシルベニア州立ヘルスでプライマリーケアスポーツ医学のメディカルディレクターも務めるシルヴィスは言う。「プロのホッケー選手は、一日一週間単位で信じられないほどの量の燃料を消費します。必要な蛋白摂取量が多い為、プロテインシェイクで補うことが多いです。」しかし、趣味として陸上競技に参加している一般人は含まれない、とシルヴィスは指摘する。「すべてのアスリートがプロテインシェイクを飲む必要があるのか?そんなことはありません。Tボールチームに所属している子供にプロテインシェイクは必要ありません。」シルヴィス氏は、近所の栄養センター、ドラッグストア、スーパーマーケットに行く前に、ビタミンやサプリメントが必要かどうか、医師に相談するのが一番だと言う。

激しく運動するプロ選手は、食事だけでは補えない場合もありそうです。
シンクロ選手は5-7000キロカロリー/日必要らしいです(マツコの知らない世界)。それだけご飯たべるのつらそう。

T-ballって言葉がでてきましたけど、なんでしょうか?
T-falなら聞いたことあるんですけど(取っ手が取れるやつ)。

調べてみると、ティーボールというスポーツで、
「ピッチャーのいない野球(ソフトボール)です。打者は止まっているボールを打ち、一塁に走ります。その後は野球やソフトボールとほぼ同じ」らしいです。
「野球やソフトボールの入門期の子供用に開発され、現在アメリカやカナダの子供達の間で加速度的に普及している」ようです。
(日本ティーボール協会)


もしあなたの体が特定の栄養素を必要としないなら、余分なものは洗い流される可能性が高い。基本的に、不必要なサプリメントに費やしたお金は、そのままトイレに流れていく。「バランスの取れた食事をしていれば、マルチビタミンで摂取したビタミンやミネラルは、文字通り尿として排出されます。吸収できる量は限られていて、その限界を超えると、ビタミンを排泄してしまうのです。だから、"何か良いものがあれば、より多く摂った方が良いに違いない "という考え方は正しくないのです」と彼は付け加えた。「例えば、ビタミンCをたくさん摂取すれば風邪を引かないという証拠はないし、ビタミンCが回復を早めるという証拠もほとんどない。ビタミンCが実際に病気の期間を変えるかどうかについては、多くの議論があります。しかし、他のビタミンと同様に、果物や野菜を使った健康的でバランスのとれた食事をしていれば、日々必要な食事量を満たすことができます。」

ビタミンは、
水溶性ビタミン(B群、C)と脂溶性ビタミン(A、D、E、K)に分けられ、
水溶性だと過剰摂取しても尿に排出されます。

ビタミンB2(リボフラビン)で尿が黄色くなります。

前回の記事でもふれましたが、
ビタミンCは尿検査の結果に影響を及ぼすので、
検査前日は内服しないようにしましょう。



「さらに悪いことに、ある種のビタミンを過剰に摂取すると、かえって健康を害することもあるという。例えば、ビタミンAを過剰に摂取すると、高ビタミン血症と呼ばれる有毒な状態になり、視力や皮膚の変化、骨の痛み、さらには肝臓障害を引き起こす可能性がある。サプリメントを摂取する場合は、摂取するものができるだけ安全であることを確認する必要がある。ビタミンを購入する際には、ラベルに記載されていることが実際に製品に含まれているかどうかを確認するために、米国薬局方で検証されたマークが付いているかどうかを確認する必要がある」、とシルヴィスは言う。
「それが患者に提供できるチェック・アンド・バランスなのです。お店に行けば、選択肢はたくさんあります。ですから、ビタミンやサプリメントの含有量や、患者にとって安全かどうかを確認するために、何を見るべきかという知識で患者を武装させなければ、私は自分の仕事をしたとは思えません」。

脂溶性ビタミンは尿中に排泄されにくく過剰症になることも。
過剰症には、
ビタミンAでは食欲不振・悪心・嘔吐・脱毛・発疹など、
ビタミンDでは食欲不振・頭痛・口渇などの他に、
     血液中のカルシウム濃度が高くなり、
     腎臓や血管などにカルシウムが沈着したりします。
ビタミンKでは下痢・悪心・嘔吐などがあります。
ビタミンEだけは過剰症の心配はないとされています。
(ビタミン剤の取りすぎはダメ!!大阪府病院薬剤師会)

とはいえ、私も、
口内炎や口角炎の時はビタミンB(チョコラBBとか)よく飲みますし、
二日酔いの時はビタミンC入りの飲料を積極的に飲みます。
健康診断の後は、一時的にビタミンEのんで脂質下げてみたりします
(長続きしない)。

まあ、
ほどほどならいいのでは?





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