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ドイツの日曜日は何をする?「閉店法」がもたらすのどかな時間

クリスマス前の日曜日。
皆さんいかがお過ごしでしょうか。

ドイツに来て1番と言っても過言ではない変化、それはズバリ

日曜日の過ごし方

でしょう。

なんてったって、お店がお休みなのだから。

休みって言っても全てが休みというわけではなく、スーパーとかショッピングモールとかいわゆるお買い物の店舗は閉まっている。

レストランとかレジャー施設は開いているので、決して「何にもできない」わけではない。

要は買い物はできない、というのが分かりやすいと思う。

この「閉店法」については、ドイツ暮らしにはお馴染みのドイツ・ニュースダイジェストに分かりやすい記事が書いてあるので貼り付けておきます。

というわけで、食料品の買い物は土曜日までに終わらせておかなければならないんです。

最初のうちは、週末=家族で買い物という習慣が残っていたので土曜日は結構大変で毎週クタクタになっていました。

今では食料品を平日に済ませて、土曜日は特別な買い物、例えばプレゼントとか家電とか家具とか、という棲み分けができるようになって、時間の使い方が上手くなっていった。

そして日曜日は、買い物のことはすっかり忘れる。
これが良いんですよ!

生活のリズムが掴めてからは、この買い物から解放された休日を過ごすことがとっても気分がいい。

買わなきゃ
買わなきゃ

と考えるだけで、私としてはちょっとしたストレスを感じていた、ように振り返る。

そのことをある意味で強制的にシャットダウンすることにより、考えなくて済むというか諦められる日が1週間に1日あるとちょっと解放的な気分になれるのは、私だけだろうか。

また家族で公園とかレジャーに行くことに専念できるのもいい。

私の両親はお店をやっていたので、基本土日は仕事でいない。なので小学生の頃は日曜日にお出かけする友達を羨ましく思っていた。

そんな自分自身の思いもあって、日曜日に家族と過ごす時間というのがとっても貴重に感じられる。

天気のいい日
公園や川沿いをただぶらぶら散歩する
他にはジョギングしたりサイクリングしたり、ベンチでお話したり、本を読んでいたり

たまにはひつじの大群が河川敷にいて、

「メェ〜メェ〜」
という鳴き声を聞いたり♪

本当に日曜の昼下がりに外にいると、そこにはのどかーな時間が流れていることを実感する。

就職してから東京に住んでいた私からすると、

(あー、こういう長閑な時間こそが本当の贅沢だなぁ)

なんていうことをドイツで暮らしているうちに感じるようになった。

お店がやっているとどうしても出かけたくなるし、自分でコントロールするのってなかなか難しいんじゃないかな、と思う。

自分だって、やっぱりお店とかショッピングモールが開いていたら、自分は日曜日はのんびり過ごしたい、と思ったって、お買い物の選択肢がある以上、完全に切り離すのは難しいだろう。

実はドイツでもこの「閉店法」に対して賛否両論分かれている。まぁ、特に平日仕事していたら日曜日に買い物したいというのは当たり前だし、実際不便といえば不便だ。

でも、この日曜日に買い物しない、という環境を経験したことは私にとっては新しい価値観に出会うきっかけになったし、色々時間の使い方も考えさせられる機会を得ることができた。

この経験を通じて、一週間のスタートをよりリフレッシュできるようになったかな、というところで終わりにしたいと思います。

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