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失敗に原因あり。

敗因の3箇条は、慢心、情報不足、思い込みだ。

「いつやるか、今でしょ!」で一世風靡した日本一有名な塾講師である林修氏が、ヤンキーを相手に本気で授業をするというとある番組の中で紹介された言葉です。

この言葉を知ってから、私は失敗をするたびに「今回は何が原因だったか」を振り返るときに、先ずは3箇条のうちのどれかを考えるようになり、効果的に反省ができるようになった気がしています。

また何か大切なプロジェクトに取り組むときなんかにも、これを応用し、慢心・情報不足・思い込みがないかを都度確認するクセがついたように思います。

この考えに大分救われている私ですが、ある時この考えは社会心理学でいうところの集団的浅慮(せんりょ)と呼ばれていることを知りました。

この概念は集団で協議すると間違った判断を下してしまうことを指し、アメリカの過去の戦争における失敗を調査、当時の大統領やそのアドバイザーがどのような経緯で失敗にいたったかを分析して、集団的浅慮の兆候を統計化したもの。

そしてこの兆候というのが、無根拠な過信(思い込み)、外部からの忠告を軽視(情報不足)、不都合な意見の遮断(慢心)となる訳です。
亀田達也著『眠れなくなるほど面白い図解社会心理学』

日本にも石橋を叩いて渡る、というように失敗を防ぐための教訓は様々あると思いますが、私にとってはこの失敗の3箇条がとても役に立っています。

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