都立受験は塾に行かず合格!!(2)
前回は都立高校受験は塾に通わなくても合格可能という話をしました。
では、お子さんたちにどのように説得・納得して塾に行かずに勉強してもらいましょうか。
保護者の皆さんはここが一番問題!
都立受験の仕組みを簡単に知ってもらう!!
まずは都立高校の受験の仕組みを簡単に知ってもらいましょう。
なぜかというと・・・。
中学1年から3年までの定期考査の範囲が試験範囲だということ
定期試験で点数を取っていることは内申点だけではなく当日のテストにも有利だということ。
定期考査の勉強は塾で時間を拘束されなくても(塾より短い時間で)本来は勉強が可能だということ。
以上のことを納得して行動してほしいからです。
都立入試の仕組み
学力テスト(700点)+内申点(300点)
ご存じの方が多いとは思いますが、書いた通りほとんどの都立高校は上記のように学力テスト(当日)で700点と内申点(事前)300点の合計1000点からの試験となります。
よく、通知表の評価が大事だよ!とか内申点が重要とか言われていますが、どうして大事でどれくらい大事かをお子さんに伝えられているでしょうか。
内申点は3割占めます。
たった3割と思う人もいるかもしれませんが、入試時点でその点数をプラスできると考えれば大きいですよね。
内申点が1点と違うと受験時に約4.6点の差が出てしまいます。
差をつけることが難しくても他人から差をつけられないだけでも結果は違います。
仮に内申点が5点違うと23点の差になります。各教科約5点を当日のテストでカバーしなければいけない計算です。
80点が必要なら85点、75点が必要なら80点。(全教科でですよ!)
だから内申点をより多く当日持っていける生徒のほうが有利だということですね。
ちなみに内申点の出し方は、国・数・英・理・社の5教科と保体・技家・音楽・美術の実技4教科で分かれます。
5教科はそれぞれ、5段階評価で5×5=25点
4教科は5段階評価を2倍して5×4×2=40点
の計65点を満点とします。
そこに自分の点数での割合を出して300点でかけると内申点が出ます。
例えば内申点が60の人は
60÷65×300=276.923
となり276点となります。
よく内申点が足りないというのはこの点数です。
結論から言うと。
1000点満点で各校、合格最低点があるのですが、自分の内申点を引いて700点を超えてなければ物理的には合格は可能です。(但し、全教科満点取らなければならないなど
現実的には厳しい)
現実的には各模擬試験の会社(V模擬・W模擬等)が出している都立高校の合格の目安などにある内申点が妥当ではあります。
ただし、数点内申点が足りなくても当日の点数で合格はできるので、あくまで参考にしてください。
内申点があったほうが受験に有利で自分に得だと思ってもらえれば準備はOKです。
では次回学校の勉強を自分でやる方法を話していきます。
ご精読ありがとうございました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?