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遠近両用メガネ、他人の「見づらいよ」との感想は、全く参考にならない理由と、何が参考になるかのお話 #8

こんにちは!

今回は、40代以上必見!
老眼世代が気になってしょうがない、
「遠近両用メガネ」について
その口コミとも言われる
あなたの友人やその周りの人が実際に使っているっその感想は、
全く参考にならない、その理由をお伝えしたいと思います。

その後に、じゃあ何を参考にしたら良いか
というお話もさせていただきます。


他人が実際にあなたの欲しいものを使用している場合。
その使い勝手などの感想は、とても重要なレビューとして
必ず聞くべきだとは思います。

しかし、この「遠近両用メガネ」に関しては別です。
全く参考になりません。

なぜ参考にならないのか、
大きく分けて3つの理由があります。
項目ごとにお伝えしていきます。

【レンズの度数が人によって全く違う】

メガネのレンズには、「度数」という設定があります。
これは視力とは別の数値です。

あなたの眼を使った見え方に対して
どの度数のレンズを使うかで、見え方が決定します。

これは、人によって千差万別です。
裸眼視力0.5の人は、
全員メガネのレンズ度数の-1.5を使用したら
視力が1.0見えるのか
といったら、それは間違った答えです。

裸眼視力0.5の人でも、1.0の視力を出すために、
レンズ度数は人によって変わってくるのです。

つまり、
レンズの度数によって見やすさや見にくさも変わる
という事なのです。

乱視がある人もいます。
右眼と左目で極端に見え方が違う人もいます。
また遠近両用レンズの場合、
遠くを見る度数と、近くを見る度数も
それぞれ設定があり、ここも人によって異なってきます。

このように、人によって全く異なる見え方にも関わらず、
あなたと違う見え方をしている人の感想である、
「遠近両用メガネは見づらいよ」
との感想は、全く参考にならないよ、
という話になります。

【その人が遠視なのか近視なのかによって見え方も変わる】

レンズの度数の他に、
その人が「近視眼」なのか、「遠視眼なのか」
これも見え方の違いに大きくかかわってきます。

近視の人が使用するレンズは凹レンズと言って、
レンズの中心が薄く、端に行くほど厚みが出る形状のレンズです。
物が小さく見える形状で、度数が強くなるほど、
物や視界がより小さく見えるような感覚になります。

遠視の人が使用するレンズは凸レンズと言って、
中心が最も厚く、端に行くほど薄くなる形状のものです。
虫眼鏡と同じようなイメージです。
物や視界が大きく見えるイメージで、
度数が強くなると、より大きさが増していきます。

まず近視の方は、年齢若くしてずっとメガネを使用している方が多く、
そもそもメガネ越しの視界に慣れているケースが多いです。
裸眼では、目を凝らそうが、何をしようが、
自力では遠くのものにピントを合わせることが不可能な状態なので、
あきらめてメガネを当たり前のように使用しています。
このような方は、「遠近両用」のレンズにも比較的慣れやすいです。
メガネを使用すれば、遠くが見える、と無意識に擦り込まれているので、
近くの字も見える設計の遠近両用レンズも受け入れやすく、
字が見える、ことにメリットを感じやすいです。

遠視の方は、40代以降、「老眼」にぶちあたり、
初めて「見えない」という現実に向き合う事になります。
そしてレンズ越しの見え方にも慣れていません。
遠視用のレンズも、視界のゆがみが顕著に表れやすいので、
眼鏡越しの視界に苦労される方が多いです。

現状字が見えない、と、困っているにもかかわらず、
一生懸命目を凝らしたりすると、ピントが合う場合もあります。
しかし長くはもちません。
そんな状況もあり、そして、
自分はメガネを使わなくてもよく見える
という今までのそこの自信を失いたくない、という想いから、
めがねを使用したくない、というマインドブロックがある方が本当に多いです。

例えば近視の方が、このような遠視の方で遠近両用メガネを使用したことがある方に感想を聞いたらどうでしょう。
遠視の方は「遠近両用レンズ、見にくいよ」との回答になるのです。

これは大変もったいないことです。
近視の方は、遠近両用レンズにとても慣れやすい環境が整っているにもかかわらず、
状況が違う方からの感想によって、
その機会が奪われている可能性もあります。

人から感想を聞く場合は、
どんなに信頼しているご友人であったとしても、
ご自身の見え方の現況と照らし合わせて考える必要があるのです。


【レンズの設計が違う】


遠近両用レンズは、その性質上、オーダーメイドになります。
その設計にも、千差万別なのです。
遠近両用レンズは、別名「累進レンズ」と呼称しており、
種類も「遠近」「中近」「近近」など、
その人の見たい距離によってさまざまな設計があります。
また、量産的なリーズナブルなものから、
その人の眼の位置、フレームとのバランスなども考慮した、
フルオーダーメイドの高額なものまで
数えきれないくらいの種類があります。
メーカーごとに打ち出している設計も違います。

そんな難しい遠近両用メガネ。
ご友人は、どんな設計のものを使用しているのでしょうか。

フルオーダーメイド設計の物は
とても見やすく、初めての累進レンズでも大変慣れやすいです。
しかし、安価なものは、視界のゆがみも多く、
気になる方や見え方にこだわる方には、相性はよくありません。
また、眼鏡店のコミュニケーションエラーで、
その方が本来必要としている累進レンズの設計になっていない場合、
見たいところが見えないメガネになっている可能性もあります。

このような「レンズの設計による見え方の違い」があることから、
他人の使用感想は、参考にならない、という話になります。

では、遠近両用メガネに関して、
全ての情報が、人からの話は参考にならないのか
と言ったら、そうではありません。


【遠近両用メガネを使っている他人から、メガネを作ったときの眼鏡店の感想を聞こう!】


信頼している友人や、あなたの周りにいる人からの
「遠近両用メガネ」の使用感の話。

これは全く参考にならないことは、お分かりいただけましたでしょうか。

では、その人から何の情報も得られないか、といったら
そうではありません。

その人からは、是非、その「遠近両用メガネ」を
作製したときのお店の話を聞いてみてください!!

ここがめちゃくちゃ重要ポイントなのです。

「遠近両用めがね」は、
簡単に言うと、遠くも近くも見えるメガネ
との認識になります。

この認識が、
あなたと、それを作成する眼鏡店のスタッフさんなど、担当者が、
本当にすり合わさっているか。
ここをすり合わせることで、「遠近両用メガネ」は
とても便利で使いやすいメガネになります。

遠近両用メガネを使いやすくするために、というお話は、
また次の回で詳しくお話いたします。

遠近両用メガネを作製の際は、
担当者とのコミュニケーションが非常に大切になります。

担当者との話がスムーズに、お互いの理解が進むと、
良いメガネが出来上がることにつながります。

あなたの周りにいる、遠近両用メガネを使用している人からは、
次の事を聞いてみてください。

・担当者と話はしやすかったか
・価格の提案は納得のいく話だったか
・自分の話はきちんと聞き入れてくれたか
・製品についての説明はわかりやすかったか
・抱えている見え方の問題を認識してくれているか
・メガネフレームの提案は適切だったか
・店内の雰囲気やスタッフの態度など

このような話を聞いてみてください。
この話がとても参考になるのですっ!

行ってみないとわからない。
入ってみないとわからない。
このハードルを下げてくれるのは、
その「遠近両用メガネ」を使用している方からの話なのです。

聞くことは、「見え方」ではなく、
「作ったときのお店の感想」なのです。

あなたの信頼される方が、「あのお店良かったよ」
とおっしゃるなら、間違いないです。
その話はとっても参考になりますよ(^▽^)/


【遠近両用メガネについてのご相談】

メガネに関する事、ご相談受付ています。

★ご相談例
・遠近両用レンズについて、購入前相談
・老眼について、見にくい、不安、改善したい
・メガネ全般、作製前相談
・メガネフレームについて、似合わせ
・子供の視力について

★ご相談方法
シマザキメガネ公式LINEにて
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