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【麻酔導入】全身麻酔のはじめ方を知る

麻酔科研修1日目。
まず麻酔科にきて言われることは皆同じだと思います。

「とりあえず導入(どうにゅう)を見学しようか」

導入とは麻酔をかけ始めるパートのこと。
麻酔薬が投与されて患者さんが眠っていくパートです。
患者さんは眠っていくだけですが、麻酔科医としてはやることが多く、気を遣う場面の連続です。
麻酔薬の影響で呼吸が止まる、心拍数が落ちる、血圧が下がる、胃液が逆流しやすくなる、、様々な変化が一度に一瞬のうちに起こります。
こういった生理学的変化に即座に対応していくのが「導入」なのです。
導入のおしまいは、こうした変化がひとしきり落ち着いた時点、となります。
時間にすると15分くらい。
この時間の中で多くのことをおこなっています。
麻酔のハイライトといってもいいかもしれません。
最低限行う処置は以下の8つです。

①ライン確保
②前酸素化
③麻酔薬投与
④メパッチ貼付
⑤マスク換気
⑥挿管
⑦呼吸器設定
⑧胃管挿入

今後の記事で一つづつ解説していきます。

最後までお読みいただきありがとうございました!
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