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「お金」がもたらす幸福度の限界①


ある夜、私は酔っ払っていた

家での飲酒を(基本は)やめているため、外食では羽目を外すように飲んでしまうのは悪い癖…

そして、お酒を飲むと気が大きくなるのも悪い癖…

お風呂も済ませ、髪も乾かし、「さあ、あとは寝るだけ」という最高の状態で、ベッドにダイブ
しかし、疲れているはずなのに眠くない

ゲーム配信を楽しみつつ、ネットの波に乗っていたら、たまたま、海外ブランド通販サイトの広告がでていて、押してみた

ちょうどセールをやっていて、たまたま目を引いたバッグは、アウトレット品で、なんと35%オフ!!

ちょうど通勤バッグを変えたかったなあ、と適当な理由をこじつけ、遊びのつもりでカートに入れる

すると、じんわりとした悦びを感じた

私は、ブランド品が特別好きというわけではない

それなのに、今度はネックレスもカートにいれた

今度は背中がぞくぞく

しらふであれば、そこでこの背徳的な遊びはやめられたが、今は無敵の酔っ払い

あろうことか、
なんの躊躇もなく、購入してしまった

……
翌朝

私は万年低血圧だが、目覚めには自信がある

すぐに、8時間前の愚行を思い出した

あれは夢だったか…夢であってくれ…!

そう願いながら、サイトを開くと、夢なんかではない

私のマイページにイギリスのバイヤーから長文のメッセージが届いている

もちろん英語で、読めなかったけど、なんとなく、「注文ありがと。到着楽しみに待っててね☆」的なことはわかった

あとは、「キャンセルは承れないわー」的なこともあった

終わった-----!!( ͡° ͜ʖ ͡°)


そう叫んだのも無理はない

ネットで調べると、直接バイヤーに頼んで断った方もいるようだが、残念ながら私にそんな、言語能力はない

大人しく、到着を待つしかなかった

つづく。









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