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何で這いつくばらなきゃいけないの?

こんばんわ。

もうすぐ新年ですね。メガネは来年から新しい仕事(シッター業、フリーランス)に向けて色々進めてるようで進んでなくて色々焦ってるところです。

今回は、保育士の仕事に対する意識の話をさせて頂くのですが、実はこれは様々な職種にも言えることだと思うので、保育士じゃなくてもよかったら見てってくださいね。

まずはじめに、

私は掃除で這いつくばる姿が嫌でした。

一体、何のことやらと思われている方もいらっしゃるかと思いますが、以前私が働いていた職場は、給食の床掃除の際は、箒などで集めるのではなく、雑巾を使って集めてから周りの掃除をしていくスタイルでした。

ですので、雑巾で落ちている食材を集める時にね、しゃがんで雑巾を使って集めなきゃならないんですよ、はい。

それが、本っっっっっっ当に嫌で仕方ありませんでした。

いや、でも仕事なんでやりますよ?やりますけど、這いつくばるのは嫌だから膝を曲げておしとやかに掃除をしてみたりと、今考えると無駄な抵抗していたなと(笑)

嫌な理由としては、なんで保育をする仕事の自分が床に這いつくばって掃除をしなきゃいけないんだ、と。その時は本当に思っていたんですよ。絶対に這いつくばらないくらい偉くなってやる、とも思ってましたね。

でも、まずその考えからして子どもだったんだなって、今なら思えるんですよ。

その這いつくばってする掃除で得られるものは、不快な気持ちだけですか?まず、なぜその掃除をしなければいけないのかまで考えていたのか?、と。

いーや、考えてなかったね。ただただ、やらされてるとしか思ってなかった。

保育士として、その掃除をするのは、自分のためでもなく、園のためでもなく、第一に子どもの為なんですよ。もし、アレルギーの子どもが落ちているアレルゲンの食材を食べてしまったら・・・、アレルゲンではなくても、低年齢時が何なのかも分からずに拾って食べてしまったら・・・。

先のことが想像できないって、こういうことなんでしょうね。今、世間で起きている事故も、こういう意識がないから起きていると思うんですよ。

ゲキ◯ちくんで子どもの顔を拭く。その職員は保護者に怒られると思ったからやったそうです。はい?あなたは、誰を相手に保育をしているんですか?あなたが一番に相手をしてあげなくてはいけないのはその子どもです。容易な考えでスポンジを使って、消せば何にも問題なし♪、とか考えている時点で意識の低さが垣間見れるってもんですよ。

その子のことを第一に考えるんだったら、まずその子どもの意向を聞き、それに対しての対策が思いつかなければ園長、主任に報告、必要だったら子どもの保護者に一報いれて、どうするべきなのかを仰ぐべきでした。その園でそこまでのフローがあったのかどうかは分かりませんが、この事件が起きて一番の被害者はその子どもであり、第二の被害者は我が子なんじゃないか、と不安に思う保護者は少なくないと思うんですよ。

話が少しずれてしまいましたが、私が言いたいのは、保育者の意識で、行動そのものの意識も変化するってことです。掃除に対して、嫌だとか、面倒だとか少しでも思っているから這いつくばるのが嫌とかいう考えにたどり着くんです。

クラスの子ども達にとって、保育室がどうなっていたら一番良いのかを考えることで、必然的に隅々まで掃除をしなくてはならない、という考えに行き着くんですよ。そこまで考えてない保育者が、それが原因で事故になったとしても、「こうなるとは思いませんでした」とか言ってしまうんですよ、きっと。

ここからは全ての業種に言える事だと思うんですが、子どもも、大人も、おじいちゃんも、おばあちゃんも、すべて一人の人間なんですよ。

子どもだから、大人だからとか言うのは、ただの言い訳に過ぎない。一人の人間のために何をすれば良いのかを考える事で、仕事の質は上がっていくものだと思うんですよ。その意識を多くの人が持つ事は難しい事なのかもしれない。でも誰かが持たないと、意識の低い集団になってしまうんですよ?

無理にとは言いません、言いませんがあなたが少しでも意識を持つ事で変わる出来事があるんだったら、一歩踏み出しましょう!声を出していきましょう!新しい事をする人を、始めはみんな敬遠するかもしれない。でもあなたが芯を強く持って行動する事で心を動かす人は必ずいます。少なくとも、私はあなたの味方です。

さぁ、あなたはどんな事から世界を変えていきますか?

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