「道」さんによる退行催眠、の話•前編

前回、インナーチャイルドセラピーでお世話になった、「傾聴カウンセリング道」さんに、今回またまたお邪魔してきました。

代表のMさんは、インナーチャイルドセラピーの他、退行催眠もおこなっております。

私はこれまで数回にわたり、Mさんとは違うところで退行催眠を受けた事があります。
しかし一店舗のみの施術でしたので、他の術師さんにかかるのは今回が初の試みでした。

私には仮説があったのです。

それは、退行催眠は自身の魂の記憶を覗き込む作業となるのですが、術師さんによってそれを覗き込む「ツールの具合」が違うのではないか、という仮説です。

例えるならば、望遠レンズと接写レンズのような感じです。
退行催眠の術師さんが変わることにより、私が感じる魂の記憶の「見える倍率」が変わるんじゃないかな、と思ったのです。

これまでの退行催眠では、適度な俯瞰のビジョンと、たまに前世の当事者の視点とが交互に切り替わり、全体としてバランスの良い視え方という印象でした。

しかし客観的すぎて大味かな、もう少し前世の当事者の意識を感じたいな、と思っていました。

そこで前回「道」さんにて受けたインナーチャイルドセラピーを振り返ると、こちらのセラピーは当時の感情にフォーカスしやすく、その時の気持ちもダイレクトに流れ込んで来るな、と感じていました。

すなわち、私の前世である「15世紀のボヘミア貴族•アレシュ•リーズンブルク」が生きていた時に感じていた苦悩や葛藤などを、私のこの身体で再体験できるのでは、という期待です。


結果を言うと、私の読みは大当たりでした。

今回、Mさんの退行催眠を受けると、前世のその瞬間の苦労や葛藤や憎らしさなどの感情が怒涛のように流れ込んで来て、セッションが終わる頃にはヘトヘトになってしまう位でした。

さらに。

これを文字に起こすのも、めちゃくちゃパワーを使いました。
決して悪いビジョンを見たわけではないのですが、退行催眠で見たことを思い出すと、またその時の感情がフラッシュバックしてくるのです。

あとで詳しく書きますが、私の前世であるアレシュは、古い価値観を持った権力者によって理不尽な目に遭うも、腹の立つのを抑えて我慢していました。

けれど転機がおとずれ、直面した問題に対して誠意を持って対応した結果、数千人の生命と財産を救う働きをしたのです。

悔しさを乗り越えて大きな事をやり遂げた達成感と、その安堵による疲労感が一気に押し寄せるのでした。


追記
2024年1月14日頃よりこの記事を書き始め、1月28日現在、いまだ完筆いたしておりません。

あまりにも疲労感が強く、持ち直すのに時間がかかっております。

そりゃあ、街一個、何千っていう人の命を預かったプレッシャーを追体験したわけですから、くたびれますって。



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