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Xreal air 2 proでPC画面を映してみた感想(榊正宗)

こんにちは、榊正宗です。「Xreal air 2 proでPC画面を映してみた感想」についてお話しします。まず、通常フルHDサイズで100%の文字サイズを使用する環境から、スマートグラスを通してPC画面を見る際の変化について触れます。スマートグラス使用時の文字の小ささは一つの課題です。

特にXrealで見るとき、文字サイズを150%に上げないと厳しいです。文字サイズを拡大することは苦肉の策ですが、それにより生じるスクロールの不自然さ、特にX(旧Twitter)のメニューとポスト間のスクロールバーの出現が不格好です(画像参考)。

この問題から派生し、WebUIの進化の必要性を考えます。スマートグラスの普及が進むと、より集中して見やすいレイアウトの重要性が高まります。現在のWEB UIは冗長で文字が多すぎる問題を抱えています。

パソコン使用者が減少する中、テレビ等で見やすいUIの重要性が高まっていますが、テレビ用のブラウザはまだ十分ではなく、使い勝手が悪いです。

スマホとパソコンによる二極化が進む中、WEBデザイナーはこれらのデバイスに特化したデザインを開発していますが、今後はテレビ画面のような大画面向けのUI/UXの考案も必要です。

ほとんどのテレビにはブラウザやネット接続がありますが、テレビでのブラウザ使用は非常に限定的です。テレビでブラウザを使う文化が根付かない限り、スマートグラスの可能性にも影響が出るかもしれません。

スマートグラスがアニメ視聴専用ガジェットとして一定の普及はするものの、主流になるのは難しいでしょう。

「今こそテレビをコミュニケーションツールに取り戻すイノベーションを起こす時だ」という気持ちもありますが、現状の進展の遅さには失望しています。

この問題は、テクノロジーの進歩だけでなく、デザインとユーザー体験の根本的な見直しが必要です。液晶テレビでは韓国や台湾に遅れをとっているものの、テレビの規格は日本の会社が主導していたため、現在の状況が生じたのではないかと考えられます。


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