卒業とメイド喫茶
寂しい。無性に寂しい。大好きな人たちとの別れが近づいているからだろうか?それとも仲の良い友達に彼氏ができたからか?
3月11日 逆ガクコメ
はじめてウケると言うことを知った。ぬくぬくで何をやってもウケる会場は、まるで授業参観のようだった。それにしても、ウケると言うのはやはり麻薬だ。話には聞いていたが。怖い。またこの快感を味わいたいと体がうるさく訴えてくるので仕方がなくまたスベリ沼へと足を踏み入れることにする。次は誰かに認められたいと言う気持ちだけでなく、自分が純粋に面白いと思うことにワクワクしながら快感を味わえたら気持ち良さは何倍にもなるだろうな。
3月12日 卒業ライブ
サークルの卒業ライブがあった。今年は対面の活動が少なかったこともあり演者の先輩の中にはお世話になった方もあまり会ったことのない人もいた。めちゃくちゃ笑ったし最高だったけど、なんか淋しかった。私は自分が思っているよりだいぶこの人達が好きらしい。まだまだ遊びたいのに二次会に参加できなくて、帰りの電車で泣きそうになった。いつまでもライブを記念受験で消化している訳にはいかないので、もっと頑張らなければと思った。今まで思っていた、自分にうんざりすると言う意味の「もっとやるべきだ」ではなく、前向きに「自分はもっとできるはずだ」と思えた。
3月12日 メイド喫茶
卒業ライブの前に初めて秋葉原のメイド喫茶に行った。冬の初めごろ先輩がコンカフェに連れて行ってくれて、その界隈の全貌が掴めないままアキハバラ処女を喪失した私。その直後から今度行く時は一人で!しかも王道メイドにも行ってみたい!と決めていた。twitterでアキハバラ中のメイド喫茶をサーチし狙いを定める。そして迎えた当日。女子が一人で行っても大丈夫だろうかと不安だったが、行ってみると意外に女の子のお客さん(お嬢さま)もいて、ほっとした。初めてのメイド喫茶という事もあり様々な衝撃を受けたが、やっぱりとにかくメイドさんが可愛すぎる!これの一点張りである。普段男友達どもといると、女の子を見た時に男目線で「足が太い」だの「目がなんとか」だの色々好き勝手言っているのを聞く。その集団の中にいる自分の視点も自然と男寄りになって来ている気がするのだが、ここはメイド喫茶。お嬢さま(私)と妖精さん(メイドさん)だけの空間。天使みたいな女の子が私と真っ直ぐ目をみて話してくれる、話を聞いてくれる。好きになっちゃう。メイクもTHE女の子って感じで、男ウケと言うよりも女の子が憧れる女の子。女ウケこそが正義バンザイ。給料日前と言う事もありワンオーダーとチェキのみで1時間を過ごした。次来る時はもっとお話ししたいしお金も落としたいなあ。完全に沼にハマってしまっている私である。
寂しい寂しいとは言うが、日々は意外にも忙しく過ぎていき、その時の感情は絶えず更新されていく。ひとりで生きていけるほど強い人間ではないが、自分のやるべきことを貫き通せばいつか見てくれる人がいるだろうと信じて、今はひとりで頑張る。
つづく
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