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お腹の健康は精神の健康

 私は小さい頃からしょっちゅう緊張と不安でお腹を下していました。テスト直前であったり、部活の試合前であったりと、とにかく緊張に弱い人間でした。脳腸相関とはよく言ったもので、本当に気持ちとお腹がリンクしていました。

 緊張でお腹を下す性分は大学生になっても変わりませんでした。それどころか、一人暮らしを始めて自分でしなければいけないことが増えたり、大学の課題の締め切りに追われたりと、余計に緊張する場面が増えトイレに駆け込む回数が増えました。

 さらに私のお腹の調子は朝一に弱く、1時間目があるときは学校に行くまでも、着いてからも、そして授業中も気が気ではいられませんでした。

 そしてキャンパス移動になり、バス通学になってからが地獄でした。バス車内は混んでおり座ることは難しく、トイレ設備はありません。ノンストップで30分間走り続けます。

 1限に向かうためのバスは、お腹が痛くなってもトイレに行けない不安でお腹を下してしまい、バスから降りると全力で大学のトイレに駆け込む毎日でした。当然1限は自分のお腹の調子のせいで、まともな体調で受けられたことはほぼありませんでした。

 学校に行く前にトイレを済ましていても、下痢止めを飲んでいても、朝ごはんを抜いても襲ってくる腹痛のせいで、だんだんと大学に通うのがしんどくなってきました。

 なんとなく過敏性腸症候群なんだろうなあと思いながらも、病院には行っていませんでしたが、両親や大学の先生の勧めもあり、クリニックに行ってみました。

 症状を話すとすぐに過敏性腸症候群と診断され、食物繊維のコロネルという薬を処方されました。飲んだ次の日からお腹が痛くなっても下痢になることは少なくなりました。

 あまりの変化に驚くと同時にもっと早く病院に行っておけばなと思いました。お腹の調子が良くなると不思議と気分も良くなっていきました。

 あまり薬に頼るのもよくありませんが、この過敏性腸症候群とらに関しては薬を飲んで良かったです。今は夏休みで腹痛に襲われる機会も少ないです。

 来月からの後期もこの調子で自分の身体とうまく付き合っていきながらぼちぼちやっていけたらなと思います。こんな身体なので、家で講義を受けられる今の授業形態は結構好きだったりします。でも友達と会いたい気持ちもあります。難しい…。

 



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