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サンシャイン水族館『もうどく展 極』が楽しすぎる話

皆さんこんにちは!水族館大好きサメ人間の大歯メグです
今回はサンシャイン水族館で開催中の『もうどく展 極』に行ってきた感想や、足を運んでほしい理由など書いていきます!
今回は「皆さんに実際に足を運んでみてほしい」というコンセプトで記事を書いていますので、生き物の詳細な説明や解説などはしていません。
あくまで個人の感想や、展示の趣旨の紹介などがメインとなりますのでご了承ください。

202411/24まで開催されているそうなので、GWのお休みや、夏休み、祝日などの連休にぜひ足を運んでみてはいかでしょうか?
サンシャイン水族館 特別展『もうどく展 極』詳細ページはこちら


『もうどく展』ってどんな展示?

サンシャイン水族館では、定期的に特別展が開催されます。
その中でも個人的に特に思い入れがあるのが『もうどく展』です。
この『もうどく展』は、過去に何度も開催される人気の特別展です。

2014年「毒毒毒毒毒毒毒毒毒(もうどく)展」

2014年「毒毒毒毒毒毒毒毒毒(もうどく)展」の入り口のオブジェ

2014年に開催された「毒毒毒毒毒毒毒毒毒(もうどく)展」では「刺す」「咬む」「中毒」など様々な“毒を持つ生き物”をメインに展示。

2017年「毒毒毒毒毒毒毒毒毒展・痛(もうどく展2)」

2017年「毒毒毒毒毒毒毒毒毒展・痛(もうどく展2)」のアカエイ

2017年に開催された「毒毒毒毒毒毒毒毒毒展・痛(もうどく展2)」では「防御するための毒をもつ生物」「毒を利活用する生物」「死亡例のある生物」の3つのコンセプトをベースにゾーン分けされた展示。

2023年「毒毒毒毒毒毒毒毒毒展(もうどく展)ReMix(リミックス)」

2023年「毒毒毒毒毒毒毒毒毒展(もうどく展)ReMix(リミックス)」の入口にあったポルカドットスティングレイのラグ。なにこれほしい。

さらに昨年2023年には待望の「毒毒毒毒毒毒毒毒毒展(もうどく展)ReMix(リミックス)」が開催されました。
この特別展では、生存戦略のために毒をもった約25種類の生き物を展示。

2024年3月から開催『もうどく展 極』

この度の『もうどく展 極』では生存戦略のために毒をもった約30種類の生き物が展示され、多種多様な毒を持つ生き物たちを見る事が出来ます。

『毒』がテーマで楽しいの?

そもそもなぜ水族館の特別展で『毒』なんて物騒なものがテーマで楽しい特別展なのか?
海の生き物に限らず、自然界にはたくさんの毒を持った生き物がいます。
それは外敵から身を守るためであったり、生存戦略に勝つためであったり、様々な理由があり、生き物ごとに持つ毒もまた、多種多様なのです。

そんな多種多様な生き物たちですが、人間との事故の元となっている事も確かです。
例えば夏のレジャーで欠かせない海。
海では海水浴、磯遊び、釣りなど様々なレジャーが楽しめますが、海水浴中やダイビング中に毒を持つ生き物に刺される・噛まれるなどして救急搬送、最悪の場合、死亡に繋がる事故もあります。
ここだけ聞くと「海が怖い」「生き物が怖い」と感じるかもしれません。
ですが、遊びに行く場所にどんな生き物が生息していて、その生き物たちはどんな毒を持っているのか、そして万が一刺されてしまったり噛まれてしまった場合はどんな対応をすればいいのか。
これらの知識さえあれば不必要に恐れる必要はありません。

その知識を得たり、生き物の姿形や特徴などを安全な場所でじっくりと観察できる場所が水族館の特別展そのものなのです。
だからこそ『毒は怖い』という先入観を捨てて、じっくりと楽しんでほしいのです。

毒とは、生命や健康に害を及ぼす化学物質のこと。
生き物たちの一部は様々な生存戦略のなかで毒を獲得してきた。
この地球上で人間と共存する生き物たちの多様性を
「毒」というテーマからぜひ学んでほしい。

Poison is a chemical substance that is harmful to life or health.
Some living things have acquired poisons through various survival strategies.
Why not learn about the diversity of creatures that
coexist with humans on this earth from the theme of “poison”?
This invites you to the world of poison.

サンシャイン水族館 特別展「もうどく展 極」公式HPより


『もうどく展 極』

入口

入口では毒々しい看板をくぐって中へ入ります
入口横では入場チケットを記念に撮影する場所があります

特別展館内

展示は生き物の持つ毒とその毒の危険度等の解説パネルが展示してあります
岩の上で休むサザナミフグ、この子にはどんな毒が?
解説パネルには毒の種類、危険度、体のどこに毒を持つのか細かく記載されています
生き物以外にも、館内の装飾品もこだわりたっぷり!
これ、なんだと思います?ワサビです!お寿司のお供に欠かせないワサビ。
なぜワサビが展示されているのかは『もうどく展 極』で、ご自身の目でお確かめください!
こちらはサンゴヘビの仲間の展示。水槽内も物々しい展示がされていて見ているだけでも楽しい!
ガイコツの穴からヘビの顔が見えるなんて、まるで映画のヴィランが登場するシーンのよう。
君には潜むカエルが見つけられるか?

特別展の醍醐味『ニオイ体験』

サンシャイン水族館の特別展では時々ニオイ体験が出来るのですが、
今回は『サソリモドキ』の分泌液の刺激臭を再現。
中々のニオイでした。ぜひこちらも体験してみてください!
あの有名な『ナンヨウハギ』にも毒が…?
一体どこにどんな毒を持っているのか?ご自身の目でお確かめください!

感想

私は元から猛毒生物が大好きだったので、どの展示も、生き物も、魅力的でとても楽しい特別展でした!
解説パネルや、水槽内の装飾、館内の装飾を含めてここでしか味わえない特別な空間で、また何度でも足を運びたい!と思う内容でした。

ここまでご紹介した館内の様子はごく一部です。
魚や虫、爬虫類だけでなく海藻や植物など『こんなものにまで毒が!?』様々な視点や角度で楽しめるのがこの『もうどく展』の醍醐味なのです!
特に特別体験の『ニオイ体験』もこの特別展でしか体験できない貴重な体験です。

水族館好き・生き物好きだけでなく、普段はあまり水族館や動物園など生き物にあまり興味が無い方にも様々な展示方法や館内の雰囲気・装飾品などで、その場にいるだけでも楽しめる特別展です。
ぜひ、年齢・性別問わず、ご家族でも足を運んで生き物たちの持つ『毒』に興味を持ってもらえれば嬉しいです!

最後に

『毒を持つ生き物』は様々な理由で体に毒を持ち、その毒を活用して生活をしています。
また、毒を持つ生き物たちは、時には体の色が美しく、思わず目を奪われるような種類もいます。
それは『警告色』という、『自分は毒を持っていて危険だ!近づくな!』とアピールしているというものがあります。
人間の目には美しく見える生き物たち。もしかするとよく目にする生き物の体にも毒があるかもしれません。

安全に夏のレジャーを楽しむためにも、ぜひこの特別展『もうどく展 極』へ足を運び、毒を持つ生き物たちをじっくり観察してみてくださいね。
また、この特別展以外の水族館へ足を運ぶ際にも、猛毒生物や危険生物を見つけたら必要以上に怖がらず、どんな特徴があるのか?どんな毒を持っているのか?じっくり観察して可愛がってくださいね。

猛毒生物・危険生物を紹介する動画シリーズもあるので興味がある方はぜひご覧ください

▼海の危険な猛毒生物(2022)の制作舞台裏記事はこちら


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