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源氏物語の後編を書いたフランスの小説家、マルグリット・ユルスナールをご存知ですか?

皆様、いつもありがとうございます✨
グリーンビューティ®専門家の青木恵と申します。

ここでは、貴族、王族、名を残した方々の生涯、成し得たことをアップしています。聖書にある「すべて多く与えられた者は、多く求められ、多く任された者は、さらに多く要求される」(『ルカによる福音書』12章48節)をベースにしています。

先人がどのような環境で生まれ、何を学び、どんなことを残したか、そんなことを書いていけたらいいなと思っています。火曜日・木曜日にまとめて投稿しています、該当する偉人がいない場合はお休みです。

長文につき、時間があるとき、興味がある方をご覧くださいね。

楽しんでいただけたら、嬉しいです。


今日は、フランスの小説家、マルグリット・ユルスナールが生まれた日。(1903年6月8日 - 1987年12月17日)ブリュッセル出身。

マルグリット・ユルスナール(Marguerite Yourcenar、1903年6月8日 - 1987年12月17日)

父ミシェルは、フランス貴族の末裔、そして母フェルディナントは、ベルギー貴族の末裔。

残念ながら、母はマルグリットを出産後、産褥熱で亡くなった。

父は、娘を連れて、夏はモンノワール、冬はリール、別荘やお屋敷で家庭教師をつけた。

マルグリットは、フランス語、英語、ラテン語、ギリシャ語などさまざまな語学、さらに教養を身につけていく。

1935年からギリシャにしばしば滞在、冬はパリで過ごし、イスタンブール、イタリア、中央ヨーロッパなどにも滞在し、ギリシャ、バルカン諸国、インド、中国、日本などを題材にした作品集『東方綺譚』を執筆した。

この本は、タイトル通り、ヨーロッパから見て東方の地域を舞台にした短編集で、8つの物語が収録されている。

舞台は、中国から始まり、東欧、ギリシャ、インド、そして日本も含まれている。日本を舞台にした作品は源氏物語の続編で、光源氏の老年を描いた作品となっており、著者が源氏物語を深く読みこんだ上でこの作品を作り上げた。

1987年脳出血でマウント・デザート島の病院に入院し、12月に同病院で死去した。享年84歳。

ユルスナールは生前、家庭雑誌のインタビューで創作原理についてパン作りになぞらえて語っており、小麦粉のかたまりが手の熱によって温められ、その中で生き物が生まれて自己主張を始めるのだと語っていた。


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