見出し画像

山陰の冬が変わってきました

山陰の冬といえば、どんよりとしたグレーの空、いつも荒れている日本海というのが定番です。そんな風景を見て育っていたので、冬の太平洋側の乾燥してカラッと晴れている天気を見るたびに、地形や地域によって違っている気候をおもしろいと感じていました。

そんなどんよりな山陰の冬がここ数年変わってきているように思います。雪が少なくなったのはもうずいぶん前からの変化ですが、どんよりした空が減り、太平洋側のように快晴の日が増えてきているのは2年前くらいからです。それに加えて今年は12月になっても暖かい日が多いので、いったい山陰の冬はどうなっていくんだろうと心配になります。

12月8日の夕方の空。快晴で暖かい日でした。
12月8日の夕方の海。穏やかです。

昨日ほどではないですが、今日も青空が見え、気温は午前中のうちに20℃を超えました。近場でランニングしていたんですが、全く寒さを感じませんでした。

基本的なこととして、寒い冬より暖かい冬の方がありがたいです。寒い地域より暖かい地域の方が人はのんびりしていると聞いたことがありますが、命の危険が少ないからというのも関係あるように思います。でも冬が暖かくなって、山陰独特の冬の光景がなくなってくると、地域でとれる食材が変わり、食文化も変わり、それに伴って人の行動も変わりと、地域全体がかなり変わってしまうようにも思います。それがいいのか悪いのかは分かりませんが、私が子どもの頃の山陰地方と今からの山陰地方では、想像していなかった変化が気候の変化によってもたらされることになるんでしょう。

だからどうという話ではありませんが、事実として山陰の冬は変わってきているという話でした。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?