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プロの仕事

今月で終了してしまう「たまむすび」。長年聞いてきた身としては、毎週のルーティンがなくなってしまうのは寂しい限り。何がおもしろいのか聞かれてもさっと答えられないし、間違いなく言いよどんでしまうのが、おそらくこの番組の魅力。赤江さんやパートナーの魅力だと思う。情報量はゼロの番組と常々語っていて、確かにそうかもしれないと思うこともあるけど、それはつまり出演者が魅力的であることの裏返しのような気もする。

そんな「たまむすび」で久々にプロの仕事を感じたのが3月2日(木)の放送。おもしろい大人のコーナーのゲストは斉藤和義さんで、本人からのリクエストにより「歩いて帰ろう」を赤江さんが朗読することに。

斉藤和義さんのギターをバックに赤江さんが朗読する。即興らしい部分もあったが、即興とは思えない感情の乗せ方なんかも聞かれ、正直驚いてしまった。斉藤和義さんが即興のリクエストを出したところから歌詞を確認し始め、どう読むかを整理していき、おそらく読みながらも微調整をしていったと思われるが、よくぞ短時間でここまでやってしまうものだと感動してしまった。

プロの仕事ってこういうことを言うんだろう。なんてそれっぽいことを書いてしまったが、ほんとにそう思った。リクエストを出された瞬間に自分の頭をそのことに全振りして、可能な限り様々な角度から考え尽くして結果を作り出してしまう様子を聞きながら、こういう仕事をしてみたいと思った。もちろん朗読ではなく、自分の仕事において。


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