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betcover!! - 時間

アルバムを通しで聴いた時、1つの芯のような力を強く感じる作品に私は惹かれてしまう。

2021年8月
betcover!!が「時間」をリリースしました。

betcover!! - 時間

1. 幽霊
2. 狐
3. あいどる
4. 回転・天使
5. 島
6. 二限の窓
7. 遠い遠い親戚
8. piano
9. 棘を抜いて歩く
10. ポポ

計43分のアルバム

乾いた音と哀しい歌詞が寒い季節に似合う
力強さと同時に、触れれば壊れてしまいそうな儚さも感じる10曲です。

タイトルの意味は
「取り戻せないもの」なのでしょうか
それとも
「止められないもの」なのでしょうか

こちらは「時間」の制作風景をまとめた約一分間の動画です。
作品の空気感が伝わるかと思われます。


▪️島

私にとってのこのアルバムのサビ。
かっこいいギターの歪みから始まるこれは、悲しみの居場所を探している曲。
アルバムの中で1番聴きやすいメロディな気がします。

"絶望は空に吸い込まれて 僕の涙は僕の島へ…
君の涙はどこへ?"

歌詞を見ながら聴いていると視点が下から上へ登り、曇り空が晴れたような情景が目に浮かぶ。

しかしそこに見えるのは、スッキリとした青空なのでしょうか。

▪️あいどる

「津軽海峡・冬景色に似てるな〜」が第一印象でした。
(意識しているのかはわからないけど)

最近聴いた中で一番好きな失恋ソング。

"ブラクラと電子模様 
どうしたいのかわからないけど
これから起きること全部 ユメでよかった"

ひたすら"ユメでよかった"とつぶやく、痛いほど苦しい表現。
私はこの歌詞に泣いたし、これからも泣かされるのでしょう。

▪️piano

この曲はミスから始まる。

The Blue Heartsの「ラブレター」という曲が好きな私は、音楽関係のものが歌詞に入っている曲に惹かれがち。
どんなピアノなのかな〜と想像しながら聴きました。

もしかしたら「弱く」「優しく」という意味の方も含まれているのかも。

"きっとあなたも気づく頃
僕たちが二度と戻れないことに
Oh! piano これでいいよ
音がどこまでも伸びてゆく"

"音がどこまでも伸びてゆく"
で曲が終わり、次の「棘を抜いて歩く」で美しいピアノの音色が聴こえてくる。



リリース直後にはShibuya WWWにてライブが行われた。betcover!!の秘めた爆発力を最大限楽しめるライブの映像は、YouTubeに残されています。
(ライブアルバムとしてもサブスクやBandcampにあり)

最後に、アルバムとライブの動画を貼ってこの文章の終わりします。

読んでくれてありがとう!
またね👋🏻

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