【インターンレポート】2024年夏に来てくれたインターン生が見たMEETINGとは?
初めまして。
夏休みの間、MEETINGでインターンをさせていただいていました。
京都芸術大学3年生のまなです。
今回は大学生の私がMEETINGを通して学んだ「仕事」について皆さんに共有します。
自己紹介
大学ではグラフィックデザインや企画デザインなど
幅広くデザインを学んでいます。
デザインにはどんな力があるんだろうと今も模索中です。
-デザインに興味を持ったきっかけと将来やりたいこと
デザインに興味を持ちはじめたのは高校2年生の頃です。当時、私はニュージーランドに留学していました。アートで溢れる国ニュージーランドでは授業でデザインや芸術の授業が多く、私がデザインに興味を持つきっかけになりました。特に、スーパーのお酒コーナーに並ぶアーティストとコラボしたカラフルでかっこいいクラフトビールのパッケージを眺めることが大好きでした。これを機に、私は大学でデザインを学ぶことを決めました。
当時はかっこいいもの、かわいいものをつくればいいと考えていました。しかし、大学でデザインを学んでいく中でデザインを通して何を伝えたいのか、どんな役割がそこにあるのか、そもそもなぜ作る必要があったのか、などなどデザインの全てには意味があることを知りました。世の中に潜む課題や誰かの伝えたい想いをどのように形へと起こして情報を発信していくのかという過程に今は興味を持っています。
将来は、形に起こす前段階の企画から視覚的なデザイン制作まで幅広く色々なクリエイティブに関わっていきたいなと考えています。
-MEETINGを知ったきっかけ
夏休み前、授業の中でゼミの先生から大阪にある靭公園周辺の会社を紹介してもらったことがMEETINGを知ったきっかけです。ホームページを拝見した時の「物事に、物語を。」というコピーに惹かれました。デザインには意味があると学んだ私にとって、全てのモノの背景に広がる物語に存在する改善したい課題や伝えたい想いをMEETINGはどのようなアイデアと過程を通して、世の中に情報を発信して解決へと導いているのか。どんな人が、どんなふうにMEETINGで仕事をしているのかが知りたいと思い、夏休みの間インターンをさせていただくことになりました。
MEETINGで学んだ3つのこと
-聞いて学ぶ:デザインの職種って何が違うの?
インターン初日はMEETINGの社員さんとお話しする機会を設けていただきました。MEETINGにはプランナー、デザイナー、クリエイティブディレクター、コピーライター、プロデューサーの方々がいます。デザイン業の中には様々な職種があることは知っていましたが、その違いや実際にどんな内容の仕事をする人なのか想像がついていなかったので社員さんとのお話は興味深く勉強になりました。同じ仕事を担当していてもデザインのどこに軸を置くかによって職種が異なりますが、重なっている部分もあることに気づくことができました。
MEETINGは会社としてモノや人を繋げるパイプのような役割を担うことが多い中で、社員さんが各々の職種を活かして協力しあいながらお仕事をされていることがわかりました。社員さんとのお話しを機に、私が軸におきたいことはデザインの中のどの部分なのか、得意なこと、やりたいことは何なのか、今は漠然としているので整理して考えていこうと思います。
-見て学ぶ:仕事ってどうやって進んでいくの?
「仕事」って何なのか、インターンを始めるまでは漠然としたイメージでした。MEETINGで社員さんの仕事を見学したり、打ち合わせに一緒に参加することで「仕事」について以前より理解することができるようになりました。実際に仕事の現場を見て、私が驚いたことは想像している以上に多くの人が仕事(プロジェクト)に関わっているということです。
また、各々が同時に1つのゴールに向かって仕事を進めていくことと、複数の会社が関わっているため各会社を繋げる役割を担うMEETINGは、スケジュール管理や全体の進捗状況の確認、ズレが起こらないようなゴールまでの誘導など「把握」しておくことが主な仕事内容であり、プロジェクトを進めていく上で必要不可欠な存在であると感じました。同時に、プロデューサー・ディレクター・プランナーがプロジェクトの中でどのように動き全体を進行しているのかを体感することができました。
加えて、プロジェクトのこれからの動きを「予想」し、臨機応変に対応できるようにしておくことでよりスムーズに事を進めていくことができるようになることを知りました。大学では1人で進める課題や同時に進むのではなく順番に着々と進めていくことが多いため、多くの人が1つの仕事に対して並行に進んでいく様子はとても新鮮でした。仕事とは、個人で完結するモノではなく専門的な分野を持った人が集まり作り上げていることがわかったことで、日頃から周りの様子を「把握」「予想」する能力を身につけていきたいなとインターンを通して思うようになりました。
-体験して学ぶ:アイデアってどうやって出していくの?
デザイン業の職種の違いを聞いて学び、仕事とは何なのか見て学んだ後は、実際にMEETINGの社員さんが行った仕事の一部を体験させていただきました。今回は、2つのアイデア出しと企画提案を行いました。
1つ目は、秋に行われる地域活性化を目的としたフェスに向けて、アクセスの悪い場所でも来たくなるような広報のアイデアです。ターゲットを絞って考えてみたり、SNSを駆使した案や音楽を使ったものなど自分なりに考えてはみたものの、広報案のはずがフェスのイベント自体のアイデアを考えてしまっていることに気づき、本来の課題の目的からそれていること体験しました。
2つ目は、地域の観光ガイドサイトの記事をみて「こんなものもあったらいいな」と思うアイデアを考えました。前回のフェスのアイデア出しでの経験を踏まえて、リサーチを徹底的に行いました。地域のことや、他府県の観光サイトと見比べてみたり、地域活性化の成功を成し遂げた場所のサイトを覗きにいくなどあらゆる方向からリサーチを行ったことでアイデアを出す地域の観光ガイドサイトのいいところや改善したい箇所が見えてくるようになりました。
大学でのアイデア出しは実際にクライアントさんがいない場合があったり、制作物に使用するモノ自体のリサーチが多いので、課題に対するリサーチをする経験は私自身少なかったのでMEETINGで行ったクラアントが持つ課題へのリサーチは新鮮で、授業内でのリサーチとの違いに気づくことができました。
加えて、MEETINGで行ったアイデア出しの体験を通して冒頭でお話しした、私が惹かれたコピー「物事に、物語を。」を実際に体感することができました。アイデア出しや企画提案をする前に、対象となる物事自体の理解をすることから始まり、背景にある物語から課題の発見をした後、アイデア出しや企画提案をするというステップを踏むことでより良いアイデアや企画を提案することができることを学びました。
これからは何事においても、まずはリサーチをして物事に対する理解をした上で、他の物事と比較したり参考事例をみたりすることから始めようと思います。
また、1つ目のリサーチでお話しした秋に開催されるフェスのワークショップに参加した際は、フィールドリサーチをすることでネットでは得られない情報や場の雰囲気を感じることができること、現地の人や関係者との会話から情報を得られることも知ったので、リサーチをする際には実際に現地を訪れてみるということも進んでしていきたいなと思います。
まとめ
MEETINGでインターンをする中で、聞いて・見て・体験したことによって仕事に対する漠然としたイメージを以前よりも具体的に理解することができるようになりました。グラフィックデザインや広告など視覚的に形に起こすことだけでなく、仕事(プロジェクト)を進めていく過程、モノや人を繋ぐことも「デザイン」として捉えることができることがわかりました。また、仕事は多くの人と協力して作り上げていくものであることから、MEETINGのようにモノや人を繋げること、プロジェクト全体を見ながら進めていく役割を担う人が仕事を進めていく上で必要な存在であることを実感しました。各々が自分の役割のなかで協力しあいながら社会が作られているならば、私はどんな役割を担いたいのかを考えて社会に出る準備をこれから進めていきたいと思います。