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とある自称オタクの自粛日記

写真:浦和にあるカフェのテラボールシェイク

昨日の夜のことなんて思い出させないくらい今日は鼻が辛い。

数日に一度、気まぐれにやってくるこの鼻炎。面白いほどダメな日を選んでやってくる。大体はバイトの日で、今日はないと思いきやカメラオンが強制の日なので度々画面から消えては鼻水をどうにかした。

薬でどうにかしようと思ったが、それらが全部未開封だったのでやめた。


もう鼻の辛さが頂点に来たかくらいの頃に2時間続きの授業が来てしまった。本当は休みたかったのだが、同じクラスの人から励ましを受けたのとQがいると考えて頑張って受けることにした。

しかし、いつまで経ってもzoomが始まらない。恐らくは先生がすっぽ抜かしただけだと思いトランプゲームをしていた。すると、LINEの通知音がした。どうせ何処かしら公式からのお知らせであろうとバーを見たワシは思わず声を上げてしまった。

『突然ごめん!(授業名)zoom入れた?』というメッセージの差出人がQだったのだ。夢でも見ているのかと思ってはしゃぎたかったが、ワシはすぐに『入れてない…』と返した。その後も入れるかどうかをLINEでやり取りしていたが、3分程で先生が来てしまった。もし対面の授業だったら、先生が来なくて雑談している感じなんだろうがそれだったら間違いなく話していない。

その後はお決まりのグループワークだった。先生に好きなおにぎりの具を鮭・いくら・明太子から選べと言われたので鮭と答えた。ほぼ消去法だったのだが、今回もグループワークはQと一緒だった。今のところ殆どと言っていいほど一緒なのでいっそのこと告白しても違和感はなさそうだ。

そして今日のグループワークはロールプレイングを含んでいた。それをやらなければ発表者や司会者という選択肢になってしまうので役を演じることにした。面白いことに相手役はQだった。

これ以上言うと学校が特定されそうなので言える範囲は限られるのだがアドリブが面白かった。具体的にはモテモテな1歳児が爆誕した。ワシはなんとかして対応したつもりだったのだがどうにもぎこちなかったのだろう、感想を言う場面でQは謝ってきた。

その後にそのことをQが呟いていたので気にしないでほしいと返事をした。彼は、一番の被害者はワシだと言ってくれたのだが、本当の被害者はワシではない気がする。

今日、LINEに連絡をくれたのはチャンスだと思ってワシはQに連絡をくれたこととロールプレイングの件を感謝した。彼はワシの鼻事情を心配してくれたり、さっきのことを謝ってきたり、お礼を言ってきた。

更にそこからワシが上手いこと、同じ授業が多いという話をしたらそれで小一時間盛り上がれた。最終的には、登校が再開したら話しかける話にまで持ち込めたので自分を褒めてやりたい。

気づけば鼻炎は何処かへ行き、LINEの会話をワシとQの声で延々と脳内再生するのあった。

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