とある自称オタクの自粛日記

昨日の記事を書いた後は『我儘プリンス♡たいき「I miss youが止まらない」MUSIC VIDEO』を見て寝た。


今日はついに、初回にも話した成人式の前撮りの日であった。

最初はヘア&メイクということでワシが『女優ミラー』と呼んでいるドレッサーに通された。いくつか質問をされたがどうでも良かったので適当に返した。

さぞプロなのだから庶民は使わないようなものを使うのだろうと思っていたがそうではなかった。化粧品はCANMAKEだったり自分がよく使っているモノだったりが多かった気がする。その一方で、使ったことのないマスカラだったりコテだったりを使っていた。元々まつ毛が長いためマスカラの必要性は感じていないしコテなんてのは高級品なので使いたいと思うのが現実の限界だったりする。

その後に着付けに入った。上の方の下着は脱がなければならず、肌着も薄くて心許なかった。何より、今日は男の比率が高かったというのに『お前は女だ』と分からされる恰好なもんだから余計に恥ずかしかった。おまけにある程度胸があるようでお腹にタオルを巻かれた。幸いそれで透けていた部分はかけれたのだが、胸があるという現実を突きつけられた。こんなに胸が大きければ男に見えないじゃないか。(実際男じゃないけど。)

ついでに言うと振袖…というかもしかしたら着物全般の可能性があるが、きつく締める関係で肺呼吸ができない。腹式呼吸(書く必要はないが皮膚呼吸も一応)しかできず、これしか着るものが無い当時の人々は吹奏楽に向いているんじゃ無いかと思った。

その後は撮影だったが、特に苦労するようなことはなかった。小学校低学年までなぜかスタジオアリスでたくさん撮っていたこと…と言いたいがどちらかというと『推しだったらこうすると思う』で動いて、推しの表情とかを再現する要領だったのだ。たまに自分が本当に美人だったらアイドルに向いていたんじゃ無いかとよく思う。

写真選びもわりかしすぐ決まった…が、業者が買わせてこようとしてきた。もちろん一度は断ったのだが、母の財布のガードが硬いと悟ったのか、ワシに訴えかけてくる。正直女装(正式にはそうで無いのだがワシ目線はそう見える)の写真は手元に残しておきたくないのだが、このまま断っていても引き下がる可能性は薄かったので1枚だけ買った。ちなみに写りは奇跡の一枚並の出来だった。

帰りは来て帰ることになり、これでは行動制限が多いと知らされることとなった。下駄は踵が浮くし歩幅が取れない、そして袖を気をつけなければならないというのが主な理由だ。

振袖の起源の伝説として、スサノヲがクシナダヒメの袖に刀を隠すために長い袖にしたというものがある。どうしてそんな実用的だったものが今こうして晴れ着、しかもアスファルトの地面で平家なんてのは珍しくて着物じゃ不便な時代に残っているのか不思議で仕方ない。

そんなことを帰った後の身内の撮影中に考えた。

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